コミュニティの拠点に 千川小学校跡地の活用を考える会 高野区長に中間提言
千川小学校跡地の活用を考える会が3月7日、豊島区役所を訪れ、高野区長に中間の提言を行った。
考える会は、平成22年に区が跡地へ近隣公園、特別養護老人ホーム、保育園等の整備の検討を始めたことを機に、同年9月に跡地の周辺町会、周辺商店会、跡地利用団体、跡地隣接住民、区の代表により設立され、以降1年半にわたり跡地の整備について検討・協議を重ねてきた。
今回の中間提言では、跡地活用の基本方針として、高齢者が地域で自立した生活を営めるよう、医療、介護、予防、住まい、生活支援サービスを関係者が連携・協力して利用者のニーズに応じて包括的、継続的に提供する地域包括ケアシステムや保育施策の充実を推進するための施設整備と千川地区のコミュニティづくりの拠点整備の2つの方針を示している。その上で、現在の校舎敷地には、地域交流スペース含む特別養護老人ホーム及び在宅高齢者の生活支援を目的とした事業や施設(特養ホーム等)、保育園(現在の高松第一保育園を移転)、ひろば(公園)の整備。また現在の体育館敷地については、コミュニティの活性化に役立つよう、引き続き考える会で活用案を検討し、防災機能施設(倉庫等)等もいずれかの敷地へ配置することをあわせて検討することとしている。
特別養護老人ホーム等と保育園は民設民営とし、整備・運営事業者の選定はプロポーザル方式による公募にし、跡地の有効活用案を競わせることを提案している。区はこれを受けて活用計画を決定し、順次公募の手続きに入る。
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