「わかりやすい議会」 村上宇一新議長に聞く
5月23日の豊島区議会第1回臨時会で新議長に就任した村上宇一議員に早速インタビュー。就任にあたっての基本姿勢など聞いたーー。
――ご就任おめでとうございます。まずは心境を。
「今年は豊島区にとって区制施行80周年という節目の年であり、さらにセーフコミュニティの認証取得の年に、豊島区議会議長に就任したことは身の引き締まる思いです。安心安全の街づくり、また秋に予定されているセーフコミュニティの国際会議など議会として全力であたってゆきます。また、議会改革にもしっかりと取り組んでいかなければいけないと思います。里中前議長がご苦労されて議会運営にあたってこられたのを見ておりますから、それを継承しつつしっかりと議会改革にチャレンジしてゆきます」。
――新議長の目指す区議会は。
「基本は『わかりやすい、身近な区議会』を目指します。区民にとってわかりやすい議会運営を目指すということですね。情報公開はもちろんですが、その公開の仕方も区民にわかりやすくすることを考えてゆきたいですね。文章の書き方、出す時期など色々あります。議会改革検討委員会というのを昨年から立ち上げていますが、そこで進めてゆくことになると思います。私も議長として色々なところでのあいさつが多くなるでしょうから、その場を活用して区民にお知らせし、かつ訴えてゆきたいですね」。
――具体的には何かありますか。
「わかりやすい、親しみやすい区議会のためには、いま発行されている『区議会便り』をわかりやすい、親しみやすいものにしたいですね。もっともっと区民という読み手を意識した内容、発行時期を考えて、区民に身近な区議会便りとなってもらわないといけません。そのことがわかりやすい議会につながっていくでしょう」。
――村上カラーをどう生かす。
「まだ議員になって3期目で、初めての議長職でありますが、それなりに年齢も重ねておりますから私なりの色合いを付けながら豊島区の未来のために働いてゆきたいと思っております。私は現実を肯定しつつ前に進むという保守改革派。また言葉より行動ですね。地元で商店会長、町会長をつとめてますので、とくに行動的になっているのかもしれません。議長の立場では、地元の会長職は降りるのがいいんでしょうが、地元の理解がきちんとできておりますので、しっかり議長職に全力であたります。やりながら、確かめながら、前に進んでいくタイプですから、この議長職もそのスタイルで臨んでいくつもりです」。
――信条を。
「生まれも育ちも池袋本町。ここが私の原点です。身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあり、自分を捨てて一生懸命にやりきるということを信条に、これからも精いっぱい豊島区、地元のために働いてゆきます」。
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