障害者アートで街おこし ふれあいアートストリート2周年
豊島区駒込の染井銀座商店街(高埜秀典理事長)は6月30日まで、「ふれあいアートストリート・青空個展 安田光一展」を開催、商店街内の協力店舗の店先やアートギャラリー「ベーカリーカフェあうる」に、色彩豊かで力強い絵画作品を約40点が展示されている。午前10時30分から午後6時。
「ふれあいアートストリート」は、染井銀座商店街振興組合と豊島区立駒込生活実習所・福祉作業所の共催で障害者アート作品を身近に感じてもらおうと平成22年からスタート。これまで、季節ごとに展示替えを行い、訪れた買い物客からはショッピングをしながらアート鑑賞もできると好評を得ており、昨年度は優れた取り組みを行った商店街を都が表彰する「東京商店街グランプリ」で準グランプリを受賞し話題にもなった。
今回は「ふれあいアートストリート」2周年の特別企画。豊島区在住で、駒込福祉作業所の利用者であり、「豊島区障害者美術展」等で多くの賞に選ばれた実績を持つ安田光一氏の個展。安田氏の作品は、染井銀座商店街の街路灯を飾るシンボルフラッグのデザインに採用されているほか、区職員用名刺の台紙デザインのひとつに使用されるなど注目を集めている。なお、9月に葛飾区のアーティスト伊東誠氏の20年を綴った青空個展「MAKOTO」、来年5月には区内在住の実力派、久保貴寛氏の青空個展を予定している。
ベーカリーカフェあうるは障害者雇用の促進のため平成22年10月オープン。焼き立てパンの販売、喫茶などが楽しめる。障害者が制作した雑貨や絵画のポストカードなども販売している。
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