地域包括ケアシステムの構築 8月スタート、2業者選定
高齢化のすすむ豊島区にとって地域包括ケアシステムの構築により「在宅」を支える新たな事業展開が喫緊の課題であるとして、在宅支援の核となる「定期巡回・随時対応型訪問介護看護」スタートについて、高野区長は6月25日に行われた月例記者会見で事業内容と選定事業者等を発表した。
豊島区は第5期介護保険計画に基づき24年度に定期巡回・随時対応型訪問介護看護施設を区内に3か所つくり、日中夜間を通じて訪問介護と訪問看護が一体的、または密接に連携しながら短時間の定期巡回または随時通報により利用者宅を訪問し、中重度の要介護者であっても安心して居宅で生活できるように援助を行えるシステムの構築に取り組んでいる。
このほど公募により区内の大手2社「(株)ジャパンケアサービス」「セントケア東京(株)」を選定、それぞれ8月からと、来年3月からサービスを提供する運びとなった。両社はともに豊島区で事業を展開しており、その実績のうえで、「この豊島区で全国のモデルとなるような地域の訪問介護看護のシステムづくりに全力をあげていきます」と述べた。
»» BACK
|