2012年7月

第2951号 2012年7月18日号


アートあふれる池袋西口
 26日から「まちかど回遊美術館」


 街のどこもが美術館――をテーマにした池袋の人気イベント「新池袋モンパルナス西口まちかど回遊美術館」が7月26日から8月8日まで、東武百貨店、郷土資料館、ルミネ池袋など池袋西口を中心に45会場で催され、多彩なアートに触れることができる。期間中、東武ホープセンター内に特設の総合案内所が設けられる。

 回遊美術館は、池袋西口の各商店街を中心に、区民や大学、周辺企業等、産学官の協働で進める池袋を代表するビッグイベント。平成18年から開催され、今回が7回目となる。

 昭和初頭から戦後にかけて、池袋西口周辺には、多くの芸術家が移り住み、集い、特に美術関係の作家たちがアトリエ付き借家で、時代風潮に矜持を持ちながら創作活動に励んでいた。そして、このコミュニティは「池袋モンパルナス」と呼ばれるようになった。こうしたモンパルナスの活動や、「芸術文化は人を育て、それによって街が育てられる」といった精神を後世に伝え、芸術文化が真に市民のものになり、街を豊かにしていくことを目的に開催している。

 主催は新池袋モンパルナス西口まちかど回遊美術館実行委員会(NPO法人ゼファー池袋まちづくり、立教大学、東武百貨店、豊島区)。

 今回の見所は、特別企画「金丸悠児展」(7月26日から8月8日、東武百貨店6階)、金丸氏は区内高松にアトリエを構え、社会におけるアーティストのあり方を模索しながらアートイベントの企画運営や若手作家の育成など様々な活動に果敢に挑戦している次世代の豊島区アート「新池袋モンパルナス」を切り開く新鋭と期待されているアーティスト。1978年生まれ。神奈川県出身。それに毎回好評の「まちかど子ども美術館」(7月26日から8月8日、東京メトロ丸ノ内線、有楽町線、副都心線池袋駅構内、ルミネ池袋10階、池袋消防署、勤労福祉会館など)。これは区立23小学校と私立小学校2校の子どもたちの絵画展。

 ほかトークショー「震災とアートとモンパルナス」(7月28日午後2時から4時、立教大太刀川記念館、無料)、旧江戸川乱歩邸特別公開(7月27・29・30日、8月1・3・5・6・8日、10時30分から16時)、浅井裕介アートワークin池袋(7月26日から8月8日、メトロポリタンプラザ自由通路、西部区民事務所エントランス)などみどころいっぱい。お問い合わせは豊島区文化デザイン課(3981-1270)まで。


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