障害者アート展 東京メトロ池袋ギャラリー
東京メトロ副都心線池袋駅構内のEchika池袋ギャラリーで、障害者アート展が11月29日まで開催されている。
豊島区では、政策分野を超え、文化の力を活用したまちづくりを進めている。特に、「福祉と文化の融合」をめざし、文化芸術活動への参加を通じて障害者の方々の自己実現を支援していく取り組みを推進しており、平成19年度から開催している「豊島区障害者美術展」(ときめき想造展)や、平成22年度にスタートした「染井銀座商店街ふれあいアートストリート」事業(補足参照)など、障害者の方々の作品発表の場の拡大を図っている。
今回の「障害者アート展」もその一環として開催されたもので、絵画や書、タペストリーなど今年で5回目を迎えた「障害者美術展」(ときめき想造展)の受賞作計12点を展示。
展示の作品には、「龍」をモチーフとしたものが多いが、これらは、ゆきわりそうグループ社会福祉法人地球郷の発達プログラム「レンガの家」絵画教室で制作されたもの。水彩やクレヨンを使い、制作者によってさまざまな龍が表現されている。絵画教室講師の星野かよさんは、「明日への溢れる希望を込めて、今年の干支である辰(龍)を描いてもらいました。個性的で挑戦的でもある作品からは、不思議なエネルギーを感じます。長い時間をかけて、すばらしい作品に次から次へと出逢えるようになってきた事に感謝しています。」と話している。
その他、布にポスカでふくろうが描かれた「ふくろうのタペストリー」や、水彩で描かれた「ぶどう狩り」など、個性豊かな作品が見る人を楽しませ、通行人は足をとめて作品に見入っていた。
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