創立50周年記念新年会 区高齢者クラブ連合会
豊島区高齢者クラブ連合会(石塚知久会長)の創立50周年記念新年会が1月25日昼、豊島区制施行80周年の祝いとともに文京区・椿山荘で高野区長はじめ村上区議会議長、増田時枝東京都老人クラブ連合会長、小池百合子衆議、それに都議、区議ら来賓多数を迎えて約280人が参加して開催された。実行委員長は竹下孝雄氏。
第1部は式典。中島しづゑ副会長の司会で、若林寛治副会長が開会の辞。石塚会長があいさつに立ち、高齢者をとりまく現状を次のように語った。
「変化の激しい世の中の多様化が進むなかで、いかに高齢者の価値観を高めて薄らいでいる地域の活性化に寄与できるか。戦後も68年が過ぎ、多感な青春時代を苦労の連続で生き抜いてきた高齢者の皆さんが介護のお世話になるなんて誰が想像したでしょうか。物資はないが心の優しさがありました。人に対しての思いやりや、目上の人に対する尊敬や礼儀がありましたが、現在はどうでしょうか。悲しい限りです」
「急激に少子高齢化が進み、高齢者自身が高齢化社会を支える時代になってきています。高齢者が高齢者を介護する、いわゆる老々介護の悲惨さが社会問題になっています。在宅介護の問題や介護している人の心のケアを大事にしたい。介護をうけている人に虐待が起こらないように高齢者の見守り支え合い活動も注意して見守りたい。行政の皆さまにご支援をお願い申し上げます」
第2部の懇親会は竹野康二常務理事の発声で乾杯。司会は中島副会長と会計の外山克己氏。ステージでは賛助出演の竜小太郎さんのショーや竹野遊岳さんの詩吟、とげぬき鵬栄会のフラダンスなど各クラブの皆さんの日舞やカラオケなど披露され、楽しいひと時を過ごし、林美津江女性委員長の閉会の辞でお開きとなった。
日本の総人口1億2,780万人、うち65歳以上の高齢者は約3,000万人。その80パーセントは元気な人と比較的元気な人、他の20パーセントの600万人のうち認知症患者が305万人、高齢者85歳以上の2人に1人が認知症患者である。
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