2013年4月

第2984号 2013年4月3日号


としまテレビ新番組スタート
 「明日につながる街づくり」
 第1回は染井銀座商店街


 としまテレビは新年度を機に新番組「明日につながる街づくり」をスタート。地域の商店会と町会にスポットを当てた内容となっており、第1回では駒込・染井銀座商店街が取り上げ4月16日(としまチャンネル、毎日)から放送される。その中から高埜秀典染井銀座商店街理事長と駒込6丁目東文化会の松村吉隆会長の対談様子を2回に分けてを紹介する。

  ◇ ◇ ◇
 JR駒込駅から歩いて10分、約400Mの長さを誇る染井銀座商店街は、昭和26年に活動を開始。地元障害者施設と共同で空き店舗の活用をした喫茶店の運営や障害者の絵画展示など人に優しい街づくりを推進しています。

 今回商店街の高埜理事長と、駒込6丁目東文化会松村会長に街の現状について話して頂きました。松村会長は「駒込6丁目界隈は7割近くが高齢者世帯。商店街へ買い物に出るのも大変な方が多く、また車が通れないような狭い路地が多いので防災面では不安な地域」と。高埜理事長は「商店街は昔あった谷田川沿いに商店が作られこともあり直線的に店が並んでいないのが特徴。防災対策として商店街は有事の際、街路灯を一斉につける体制を整えている。」

 東日本大震災の教訓を経て東京都と豊島区は「木密地域不燃化10年プロジェクト」を計画。防災強化のため区内6箇所に新たな道を敷設し、その一つが巣鴨4丁目から北区の西ヶ原1丁目へと繋がる補助81号線でこの道路の一部に駒込地域が含まれることに。

 「町の人は心配ですよ。立ち退きの対象者になるのか、馴染みの場所から離れないといけないのかと」松村会長。高埜理事長は、「新たな道ができることで商店街は分断。しかし新しい商業市街地化へ向けて何ができるのか、北区と連携して街づくりに取り組みたい。」

 では、商店街や地域の活性化のためにどうするのか?その一つの取り組みとして毎年春に「染井櫻開花まつり」を開催。イベントを通して顔見知りを作り地域の輪を広げることに努めているのです。松村会長は「高齢化が進み、イベントを企画実行できる若い人がいないのが難点。そこをどう克服するのかが今後の課題」と。「区商連はイベントで動ける人材確保としてコンシェルジェを置いている。そうした方を活用しながら、同時に駒込には活性化に繋がる素材が沢山ある。それを活かした街づくりを進めていきたい」と高埜理事長は話してくれました。次回は若い人を巻き込みながら地域おこしをする、その仕掛けについて。  (A)


»» BACK

«« Go to TOP


〒170-0013 豊島区東池袋1-21-11 オークビル 5F
Copyright© 豊島新聞社 2003-2013
トップページ バックナンバー 豊島区の選挙 紙面で見る
区民の歴史
リンク集 豊島新聞について

豊島新聞綱領

本社事務所
〒170-0013
豊島区東池袋
1-21-11
オークビル5F

豊島新聞は
毎週水曜日
発行です

民の情報紙

株式会社
豊島新聞社

豊島新聞
TEL
3971-0423
FAX
3986-4244
情報・投稿
購読申込み
購読料
3ヶ月2,700円