豊島区人口27万人突破 高野区長「うれしく感じる」
豊島区の人口が27万人(住民基本台帳人口・外国人含む)を4月5日に突破したことが8日、明らかになった。
豊島区の人口は、昭和40年代以降長期的に減少傾向が続いていたが、平成9年を底(246,505人)に平成14 年まで増加傾向が続いていた。一時的に、社宅の廃止が集中したことや都市計画道路整備に伴う建物の除却などが主な要因となり、平成15年、16年の2年間は減少したものの、平成17年には再び増加に転じ、平成25年1月現在では268,959 人となっていた。1月1日現在の人口で、27万人を超えていたのは昭和64年まで。
人口が減少する中で、人口移動については、都心回帰の動きが伝えられている。交通利便性の高い豊島区では、良質なマンション供給により、25~39歳の人口も増加傾向にあり、子育て世代の流入が続いていることもうかがえる。区の基本計画では、平成27年の計画人口を27万人としているが、「文化と品格を誇れる価値あるまち」、「安全・安心を創造し続けるまち」を実現することによって、多くの方々に共感していただくまちを目指すことから、目標人口を28万人としている。
住民登録を担当している区民課では、27万人目の区民として、5日に出生届が提出された赤ちゃん7人に記念品を贈ることにした。後日、高野之夫豊島区長がそのうちの一人に記念品を直接届けにいく予定。
なお、区の人口密度は、平成25年1月現在ヘクタールあたり206.7人となり、全国一の人口密度の高さとなっている。
高野之夫豊島区長のコメント「豊島区の人口が昭和64年以来27万人を超えたことをうれしく感じています。豊島区は、昨年区政施行80周年を迎えるとともに、セーフコミュニティの国際認証を取得し、区民の皆様の安全・安心を創造する都市づくりに取り組んでいます。この度の人口27万人突破にあたり、誰もが誇れるまち、住みたいまち、訪れたいまち、未来を拓くまちづくりをめざして、気持ちを新たに全力で取り組んでまいります」
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