エッ新庁舎に喫煙所できるの! 全面禁煙の署名運動すすむ
WHOセーフコミュニティの国際認証都市・豊島の象徴として着々と建設のすすむ豊島区新庁舎に「リフレッシュスペース」なる喫煙室が設けられようとしていると、新庁舎の全面禁煙を求める陳情のため署名運動が進んでいる。
陳情者の代表は、禁煙活動に取り組む巣鴨・高岩寺の住職で、自ら医師でもある来馬明規氏。豊島区では平成23年3月に豊島区がん対策推進計画が策定され、「庁舎の全面禁煙の実施(平成24年4月から)と区施設全面禁煙化の検討」があげられているおり、それらの誠実な実行をもとめている。現在、旧分庁舎1階、本庁舎4階に喫煙所が設けられている。
豊島区議会新庁舎議会施設検討委員会の結果報告書によると「健康増進法等の趣旨を踏まえて議会施設の分煙化が求められている。その一方で、議員の3割近くが喫煙する状況に鑑みれば、議案審議等の休憩時に庁舎外で喫煙するより、議会スペース内での喫煙可能な場所を設ける方が、より現実的であるとの考え方もある。喫煙がもたらす有形無形のメリット、デメリットを勘案する必要かある」との視点で検討、「全面禁煙あるいは、分煙を求める強い意見があるが、新庁舎全体に係る取扱い方針等のなかで調整する必要がある」としている。
「禁煙と脱タバコ推進」を主要な政策としているWHO。WHOセーフコミュニティの国際認証都市・豊島は、未来を担う子どもたちのためにも他に先駆けて、公共施設内の全面禁煙徹底を発信していただきたい。
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