2013年9月

第3003号 2013年9月11日号


池袋大橋にアート
 立教大学美術サークル


 現在、池袋の東西を結ぶ池袋大橋(池袋1丁目付近)で、立教大学美術サークルによるストリートアートが描かれている。9月中旬に完成予定。

 池袋大橋は、豊島区が管理する橋梁14橋(跨線橋は10橋)のうちの1つ。豊島区は、平成23年度に「橋梁の長寿命化修繕計画」を策定。大規模な修繕や架替えが今後概ね10年間に集中することが想定される中、道路利用者等の安全と安心を守り、信頼できる道路ネットワークを維持するため、持続可能な維持管理を目指し、定期点検等の予防保全に力を入れている。池袋大橋については、構造物点検調査の結果、擁壁部分について、全面的に補修する必要が生じたことから、計画の一環として、昨年11月より補修工事を実施している。

 かつて、池袋大橋付近は、人通りの少ない場所であることもあり、落書きの被害が多発していた場所。治安と美観の両方の観点から、平成13年度に、落書き防止塗装工事の一環として、立教大学の美術サークルに依頼。学生がストリートアートを制作した。しかし、今回の補修工事により、これまでのストリートアートがなくなってしまい、改めて制作を依頼した。

 今回制作にあたる学生は、立教大学池袋キャンパス「サパンヌ美術クラブ」及び新座キャンパス「NOA Art Project」に所属する約50名。東西それぞれ30メートルの幅に、東武東上線から見ることができる東側は、サパンヌ美術クラブが、西側はNOA Art Projectが制作を手掛ける。デザインは、通る人が笑顔になるような明るい絵を、学生自身が考えた。チョークで下書きをした後、ペンキで色鮮やかなタッチで動物や風景、芸術的な模様等色付けする。9月中旬の完成を目標に、東側3種類、西側1種類の計4種類の絵を描きあげる。今なら、制作期間中の絵の移り変わりを楽しむことができる。

 サパンヌ美術クラブ代表の志村周平さん(20)は、「制作していると、興味をもって話しかけてくれる方もいる。東武東上線の電車の中からも絵を観ることができる。是非、日々制作が進んでいく様子をご覧いただければ。」と話し、NOA Art Project代表の千原悠一さん(19)は、「芸術の良さを感じとっていただき、楽しんで観てもらいたい。」と話している。


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