世界の恒久平和実現へ 非核平和イベント開催
日本非核宣言自治体協議会と豊島区の共催による非核平和イベントが2月6日午後2時30分から東池袋の豊島区民センター文化ホールで開催された。
日本非核宣言自治体協議会では、協議会事業活動の一環として、毎年度2回、会員自治体等を対象に、総会・役員会及び平和事業担当者研修会を開催している。従来、1回目の会場は長崎市、2回目は長崎市以外の自治体で開催している。今回、平成25年度2月の第2回役員会・研修会を豊島区において開催することになり、研修会を豊島区との共催により広く一般区民の方にも参加を呼びかけ、非核平和イベントとして開催した。
イベントでは、同協議会会長を務める田上富久長崎市長や高野之夫豊島区長などが挨拶を行ない、その後、日本原水爆被害者団体協議会代表理事で豊島区原爆被爆者の会「豊友会」前会長の山田玲子さんによる被爆体験講話、NPO法人ピースデポ事務局長代行の塚田晋一郎さんによる基調講演「核兵器をめぐる世界の現状と北東アジア非核兵器地帯の創設に向けて」が行なわれた。
高野区長は挨拶の中で「自治体の皆様と連携し、さらには、各地域の皆様とともに、核兵器廃絶と世界の恒久平和の実現に向けて取り組んでいく」と語った。また、11歳の時に広島で被爆した山田さんの被爆体験講話では、会場に訪れた約200人が、「被爆を通して、戦争がどんなにひどいものかが分かった。皆が平和に暮らせるように願っている」という話に真剣に耳を傾けていた。
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