4月から副区長2名体制 水島氏4期目、国交省から渡邉氏
来年度4月から豊島区の副区長は2名体制となることとなり、3月24日の議会で4期目の水島正彦氏と、あらたに国土交通省から渡邉浩司氏が承認された。いずれも任期は4月1日から4年。
議会での提案説明で高野区長は2氏についてそれぞれ次のように述べた。
水島氏については「この十二年間、複雑多岐にわたる行政課題に迅速かつ的確に対応するとともに、誠実にして円満、明朗闊達な性格と相まって広く職員の信頼を得て、区長の最高補助機関である副区長の職務に専念してこられました。
特に、財政健全化については、財政健全化計画に続いて行財政改革プラン、そして豊島区未来戦略推進プランを策定し、かつてない規模で思い切った改革を断行するとともに、豊島区の新たな魅力と活力の創造に 取り組み、着実に成果を積み重ねてまいりました。
ここで改革の手を緩めることなく、新庁舎への移転をはじめ、今後、山積する本区の重要課題を解決し、本区が80年の歴史を乗り越え、更なる飛躍をするためには、水島正彦氏の力量をさらに発揮することが期待されるところでございまして、本区副区長として最適任であると判断いたしました」。
【水島正彦(みずしま まさひこ・73歳)】(略歴)昭和34年5月入区、昭和62年4月土木部自転車対策課長、平成5年4月企画部財政課長、平成10年12月企画部長、平成14年4月副区長(平成19年3月31日までは改称前の助役)。
渡邉氏については「豊島区は今、新庁舎への移転をはじめとして、現庁舎地の跡地活用、東西デッキの整備、不燃化促進、造幣局跡地活用など、本区の歴史上、これまでにない大きな変革の時期を迎えております。
また、地方分権が進展する中、地方公共団体の役割と責任が拡がっており、自治体の組織運営面における自主性・自立性の一層の拡大を図りながら、今、まさに区長を支えるトップマネジメント体制の強化を図ることが必要な時期と考えました。
従いまして、その職務につきましては、大変な重責とより高い専門性が これまで以上に必要となります。
その結果、先ほどご説明申し上げました水島正彦氏に加え、新たに渡邉浩司氏を副区長に選任いたしたく、本日、ご提案申し上げた次第でございます。
渡邉浩司氏は、国土交通省都市・地域整備局を中心に職歴を重ねており、まちづくり分野における高い見識を備えているものと認識しております。
また、国土交通省内での職歴に止まらず、地方自治体や民間企業、海外でのご経験を積まれており、幅広い知見に基づく的確な助言で私を強力に支えてくれるものと確信しております。
国や東京都、民間企業等と総合的な連携を図りつつ、政策を前進させる ためには、渡邉(わたなべ)浩司(ひろし)氏がこれまで培ってきた経験と高い専門性が、本区副区長として豊島区の発展に大きく寄与できると判断いたしました」。
【渡邉浩司(わたなべ ひろし・51歳)】
(略歴)昭和60年4月建設省入省、平成19年10月国土交通省都市・地域整備局都市計画課施設計画調査官、平成22年7月同省同課都市計画調査室長、平成24年2月(併)復興庁統括官付、平成24年7月東日本旅客鉄道株式会社総合企画本部ターミナル計画部担当部長。
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