2014年7月

第3039号 2014年7月09日号


すっかりお寺の名物に
 巣鴨・高岩寺とこけしの縁


 巣鴨・高岩寺で7月2日から6日、「第5回伝統こけし制作実演」が境内横の信徒会館で開催され、たくさんの「こけ女」らが訪れていた。

 高岩寺では平成23年に伝統こけし愛好家の医師・逸見和子氏(故人)からコレクションの一括寄贈を受け、伝統こけし全11系統の常設展示をはじめ、東北大震災の復興支援のため7月の朝顔まつり、11月の菊祭りにあわせて、東北からこけし工人を招いて制作実演イベントを開催している。

 今回は宮城県鳴子町の高橋義一、大沼秀顕、早坂利成、柿澤是伸ら工人4人を招かれ、制作実演が披露された。なかでも早坂利成工人が復刻した人力のみによる足踏みろくろの実演や青森県黒磯市の森勇一氏に制作依頼した鳴子型の灯籠こけしの展示は人気だった。

 「高岩寺にこけしが集まったのも何かのご縁」と来馬住職。今回はこけしをモチーフにした提灯20基の献灯をうけ本堂軒下をかざり、参詣者を楽しませているなど、こけしはとげぬき地蔵尊とともに、すっかりお寺の名物になっている。子授け、子育て、縁結びのご利益があるというこけし。願いごとがかなうように、こけしに名前を入れて奉納できるようになれば、「こけ女、こけ男」が大勢押し寄せるかも。


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