都電のある風景 区民センターで写真展
「都電のある風景 写真展」が8月29日まで東池袋・区民センター2階としまふれあい交流サロンで開催されている。主催はとしま未来文化財団。
この写真展では、区内在住のカメラマン松井一彦さんが撮影した昭和30年代から40年代の都電を中心に写真パネル40点や昭和30年代の運転系統案内図が展示されている。
昭和初期から中期、東京中心部の主要道路には路面電車の線路が縦横に敷かれ、都電は移動に便利な「都民の足」として活躍していた。現在では新宿区の早稲田と荒川区の三ノ輪橋を結ぶ都電荒川線のみを残すだけとなってしまったが、最盛期には7路線が豊島区内を走っていた。
展示は白黒写真を中心に、雪の中を走る姿や車と併走する姿など、かつて街並みに溶け込んでいた都電のある風景が紹介されている。
また会場には、鉄道愛好会「のぞみ会」会長の伊藤信男さん制作の「9000型」都電模型も展示されている。全長約65cmの巨大な鉄道模型はボール紙やベニヤ板を使って精密に制作されており、普段は寄贈された雑司が谷案内処(雑司が谷3-19-5)に展示されているもの。その回りには、電車好きの職員が持ち寄ったミニ都電や鬼子母神駅模型なども展示され、ミニ都電はレールを走行している。
なお、8月1日~9月15日まで、荒川線命名40周年記念「都電荒川線スタンプラリー」が実施される。主催は都電荒川線沿線4区地域活性化協議会(荒川区、北区、豊島区、新宿区、東京都交通局)。豊島区内の雑司が谷案内処、南大塚地域文化創造館(南大塚2-36-1)を含む、4区の沿線施設9か所に設置されるスタンプをすべて押印すると、抽選で各区のオリジナルグッズが当たるチャンスがある。
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