女性の声を区政に 初のF1会議開催
消滅可能性都市対策の目玉事業のひとつである第1回としまF1会議が8月9日午後2時から豊島区役所議員協議会室で開催された。F1とは広告・放送業界のマーケティング用語で20歳から34歳までの女性のこと。
日本創成会議からにより、豊島区が23区で唯一消滅可能性自治体に位置づけられたという報道発表を受け、対応策の1つとして立ち上げられたもので、F1世代の女性の意見やニーズを掘り起すとともに、女性の区政参加を促進していくとしている。
会議の委員は、7月19日に開催されたキックオフイベント「としま100人女子会」の参加者を中心に、学識経験者、区主催のワーク・ライフ・バランスフォーラム交流会参加者、豊島区ワーク・ライフ・バランス推進認定企業の勤務者、区内大学在学生等で構成。「100人女子会」の参加者からは、当初5名程度の委員を募集したが、19名もの方から申込みがあり、その全員が参加。また、現在家庭を持ちながら働く区職員2名も参加した。会議ではチームを編成し、チームごとにテーマを決めて調査・研究等に取り組んでいくことになっている。
第1回のこの日はまず、全員との名刺交換と「100人女子会」の報告が行われた。次に区の子育て支援や広報、ワーク・ライフ・バランス等の現状や政策について担当から説明されると、委員たちはうなずいたりメモを取りながら真剣に聞いていた。各々が取り組みたいテーマを自由に書き出し、同じテーマごとに5、6名のチームを編成。子育てとまちづくりが2チームずつ、広報とワーク・ライフ・バランスが1チームずつの計6チームとなった。
その後はチームごとに、検討したい具体的なテーマ、区への質問事項などが話し合われ、子育てについて取り組むチームからは「子どもが安心して過ごせる場所について考えたい」「他区の保育状況について調べてみたい」などの意見が出た。
今後「としまF1会議」は月1回程度、計6回開催し、各チームで調査・研究した内容をもとに具体的なプランを作成し、12月に区長へ提案する。
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