2014年9月

第3046号 2014年9月3日号


「見る知るモバイル」
 としま鬼子母神プロジェクト


 豊島区の結婚・出産・子育て・予防接種の情報を提供する「としま見る知るモバイル」の配信が9月1日から始まった。

 豊島区は「日本創成会議」により、23区で唯一「消滅可能性都市」に位置づけられ、本格的な人口減少社会への対策として、「としま鬼子母神プロジェクト」を発足させ、さまざまな若い女性に対する支援事業の取り組みを急いでいるが、この事業も同プロジェクトの一つ。

 プロジェクト名は、江戸時代から安産・子育ての神様として信仰を集めてきた雑司が谷鬼子母神にちなんだもので、出産前から切れ目ない支援の仕組みを築き、一人ひとりの女性のライフプラン形成を支援し、誰もが安心して子どもを産み育てられる地域社会の実現を目指そうというもの。「としま見る知るモバイル」では、子どもの誕生日を登録すると、自動計算された予防接種のスケジュールが作成され、接種時期を事前通知したり、健診やイベント案内・流行疾患情報が配信される。予防接種スケジュールは、ワクチンの種類や接種ルールの変更など変化に応じて自動的に調整されるため、子どもの予防接種を簡単に確認することができる。そのほか子育ての行政サービスや結婚、妊娠前、妊娠中の女性が知っておきたい情報を積極的に掲載し、掲載情報について匿名でメール相談もできる。

 利用者はスマートフォンや携帯電話、パソコンから子どもの生年月日、メールアドレス、ニックネーム等で登録し、個人が特定されるような情報(実氏名等)は必要ない。区の担当者は「予防接種のスケジュール管理にとても便利です。ほかにも女性に役立つ情報が掲載されています。ぜひ、登録してください」と利用を呼び掛けている。

 <その他、今月スタートする「としま鬼子母神プロジェクト」>

 ▼としま育児サポート手帳=母子健康手帳交付時に発行する子どもの健やかな成長と安心子育てを支援するための手帳。保護者や祖父母・支援者からのメッセージも記録でき、結婚・妊娠・子育てのサポートが切れ目なくつながる支援ツールとしての活用が期待されている。

 ▼女性のための専門相談=女性の健康で自分らしい生き方や、安心な妊娠・出産・子育てをサポートする総合相談。毎月第1水曜日に実施。産婦人科医師(女医)、助産師、保健師などが個別相談に応じる。女性のからだのメンテナンス体操も行う。


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