来年6月「アートオリンピア」 新庁舎のこけら落し 東京、ニューヨーク、パリ結ぶアート展 まるごとミュージアム
来年5月7日の開設にむけて着々と準備が進む豊島区新庁舎のこけら落としイベントともいえる「アートオリンピア」の開催が決定し、9月4日午後、同実行委員会と豊島区の間で協定の締結式が行われた。新庁舎は「まるごとミュージアム」をテーマとして、事務室フロアの「回廊美術館」と環境ミュージアム「エコミューゼ」区民交流ゾーンも有機的に活用し庁舎全体が立地的な回遊性を持った展示スペースとなっていることからも、まさに豊島区新庁舎にふさわしいイベントといえよう。
アートオリンピア東京、ニューヨーク、パリを結ぶ主に新しいアーティストによる国際公募展で、賞金総額約5000万円。一般の部1位に1200万、学生の部1位200万円の高額となっている。
作品は、東京、ニューヨーク、パリの拠点を通じて世界各国から集められ、それぞれの拠点で一次審査が行われ、各80点が豊島区に集められ。来年6月10日に最終審査・発表会が、国際会議などもできるようにつくられた区議会議場で行われる。展覧会は6月13日から28日の間、開催される。
審査委員には東京芸術大学学長の宮田亮平氏、京都市立芸術大学学長の建原哲氏、画家の千住博氏、金沢21世紀美術館館長の秋元雄史氏、女子美術大学芸術学部教授の南島宏氏らそうそうたる面々が名を連ねている。
実行委員会は人間国宝美術館の山口伸広館主を委員長に、北郷悟東京芸術大学理事・教授、横山勝樹女子美術大学学長、保科豊巳東京芸術大学美術学部長・教授、矢部良明人間国宝美術館館長、原真一東京芸術大学准教授。
また審査は採点方式というのもユニークで、各回から多くの注目を集め話題になりそうだ。
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