高野区長、5選出馬表明 五感を研ぎ澄まし「区民目線」で
高野之夫豊島区長は来年4月に予定されている区長選挙への出馬を正式に表明した。11月25日の豊島区議会で、自民党豊島区議団 里中郁男議員の一般質問に答弁する形で発表されたもの。
里中議員は、「財政健全化と同時に、これからの豊島区のまちの姿を変貌させるべく、『豊島区の将来像』を明確に示し、実現してきたことを評価し、高野区長だからこそできた財政健全化と新たな都市づくりとのバランスを、ぜひ今後の豊島区政にも期待したい」として、区長の所見を問うた。
これに対し、高野区長は、「豊島区の将来の都市像『国際アート・カルチャー都市』の実現、今後の街の賑わいを左右する『現庁舎地周辺整備』や『東西デッキ構想を中心とする池袋駅周辺整備』、少子・高齢社会に対応する『女性に優しく、子育てもしやすいまちづくりの推進』等々への対応が、その緒についたばかり。これらのビックプロジェクトは、その方向性を誤ることは絶対に許されない」「伸長発展し続ける豊島区の、より具体的で、より鮮明な近未来像を、私の手で、区民の皆様にお示ししなければならないものと考えている」とし、「今日まで取り組んでまいりました諸課題を含め画竜点睛を欠くことなく、前途遼遠たる豊島区政を、引き続き担わせていただきたく、五選出馬をここに決意いたしました」と五選に向けた立候補への意思を明らかにした。さらに、「常に五感を研ぎ澄まし、『区民目線』からぶれることなく、27万余の区民の皆様の幸せを、引き続き追求してまいりたい」と、今後も全力で取り組む覚悟を示した。
高野之夫豊島区長は、昭和12年生まれ、76歳。豊島区出身。豊島区議会議員(昭和58年~平成元年)、東京都議会議員(平成元年~平成11年)を経て、平成11年4月の統一地方選で、区長に立候補し初当選。今期が4期目。
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