2014衆院選 小池氏ダブルスコア圧勝 自民の経済運営に期待
政権選択の第47回衆院選の投開票が14日に行われ、大方の予想通り自民、公明両党は合わせて衆院定数の3分の2を維持、安倍政権、アベノミクスの継続が決まった。注目された投票率は戦後最低の52.38%だった。
豊島区と練馬区の一部が選挙区の東京第10区でも自民公認、公明推薦の小池ゆりこ氏が次点の民主公認・江端貴子氏にダブルスコアで圧勝、衆院8期目、この10区で4回目の当選を果たした。
14日夜、池袋駅西口前の小池選挙事務所には多くの報道陣と、100人を超す支持者らが詰めかけ、開票を待った。投票締め切りの午後8時とほぼ同時に「小池氏、当確」の知らせが入り喜びの歓声が上がった。すぐに小池氏本人が姿を見せ、花束とともに祝福をうけた。堀宏道都議の進行のもと、まずは加藤竹司豊壮会会長の音頭で万歳三唱、小池氏から当選報告がなされ、次のように語った。
「衆院8期目の当選を果たさせていただきました。心から感謝申し上げます。私にとってこの東京10区で4回目の選挙で、追い風だったり、向かい風だったり、これまで風による選挙でしたが、今回は初めて地に足をつけた選挙だったと思っています。これまでの皆さま方のお支えに心から感謝申し上げ、さらに地域のため働いていこうと思っております。東京オリンピックも控えておりますし、そしてまた何よりもこの厳しい国際状況の中で日本がしっかりとした歩みを続けていくためにもこれからもがんばっていきたい。あらためてすべての皆さま方に心から感謝申し上げます、本当にありがとうございました」と喜びと決意を述べた。
また引き続き行われた報道陣へのインタビューにたいして「野党の声も聞きながらしっかりとアベノミクスを前に進める」「これまで手掛けてきたシリアの難民の支援、無電柱化などの課題をひとつずつ解決、実現してゆきたい」と応じていた。
民主・江端氏の池袋西口の選挙事務所では開票と同時に小選挙区での当選がなくなったこともあり、8時過ぎ30人ほどがテレビの選挙報道を静かに見入っていた。江端氏は「投票率が低いというのがとても残念でした。安倍政権の信任投票みたいな形になり、たくさんの訴えたいことがありましたが、経済など身近なことばかりが目立ってほかの大切なものが争点になりにくかった。今回の選挙ではたくさんの地元の方が応援してくださり、この2年間に地道に活動してきた成果として現れたものととてもうれしく思っています。選挙戦も全力でしっかりと戦うことが出来たので悔いはないです。私自身としてはとても手応えを感ずることが出来ました」と次を見据えた表情だった。
豊島区の開票結果
▽小選挙区
小池ゆりこ(自民)=57,532
江端貴子(民主)=27,236
今秀子(共産)=18,135
たがや亮(生活)=6,275
神谷ちづ子(次世代)=5,622
▽比例代表
自由民主党=36,707
民主党=18,458
日本共産党=18,259
維新の党=15,652
公明党=12,765
次世代の党=6,077
生活の党=4,339
社会民主党=2,914
新党改革=389
幸福実現党=342
※豊島区の有権者数は224,015(うち投票者は118,601)、投票率は52.94%だった
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