みんなの夢ひとつに 高野区長新年挨拶
みなさま、新年あけまして おめでとうございます。
本日は、恒例の新春 豊島区新年名刺交換会へ お越しいただきまして 誠にありがとうございます。
今年は、過去に例のない1500名を超える 大勢の皆様にお越しいただきました。
平成27年の年頭にあたり、豊島区長として新春のメッセージを申し上げさせていただきます。
いよいよ 5月7日の新庁舎のオープンが目前に迫ってまいりました。この新庁舎整備をきっかけに、今、大きくその一歩を踏み出す「国際アート・カルチャー都市 としま」を ただいま 映像でご覧いただきました。いかがでしたか。さらに、今後の池袋のにぎわいの拠点として 大きな注目を集めている「現庁舎地活用事業」にスポットをあててご紹介いたしました。
昨年一年間を振り返りますと、国内外いろいろなことがありましたが、暮れも押し迫った 12月18日にたいへん うれしいニュースが飛び込んできました。雑司が谷地域の歴史と文化のまちづくりの活動が日本ユネスコ協会連盟の推進する「プロジェクト未来遺産2014」に登録されるというビックニュースであります。
「未来遺産」とは、長い歴史の中で先人たちの知恵や工夫によって育まれてきた 素晴らしい文化を 子どもたちに残し 未来へ向けて守り、継承していく活動であります。
地域の文化を継承するプロジェクトとして、すすきみみずく保存会、御会式連合会、雑司が谷七福神の会、としま案内人雑司が谷などの活動が 登録されることとなりました。あらためて 関係者の皆さまに、心から感謝とお祝いを申し上げます。
いうまでもなく、この雑司が谷という地は、新庁舎の建つ南池袋に隣接しております。
このたびの登録決定によって、豊島区の歴史と文化が新庁舎というあらたな拠点をとおして 100年先の未来まで、脈々と受け継がれていくのだという手ごたえを強く感じております。
さて、いよいよ新庁舎の完成が間近となってきました。落成式まで残すところ76日、新庁舎での業務開始まで 121日と迫ってきました。
庁舎移転という歴史的な瞬間を区民の皆さんとともに、分かち合う日がとても待ち遠しくてなりません。
そして、新庁舎の整備と並行して進められてきた 現庁舎地の活用が実現に向けて大詰めを迎えています。
3月には、優先交渉権者が決定し、東池袋の街を大きく変えるための具体策に向け、事業者の方々との協議がはじまります。まさに 怒涛の快進撃のはじまりであります。
今年は、豊島区の歴史の中でも、例を見ないほど まちづくりが大きく前進してまいります。
なかでも、不燃化まちづくりは、大きな山場を迎える年でもあります。東京都が進めている特定整備路線については、用地測量が進んでおり、一部の路線については、本日付で事業認可がなされる模様です。
豊島区としても、このチャンスを生かして 沿道まちづくりを精力的に進めてまいります。
そして、豊島区を災害に対して強靭な都市として再生し、安全・安心を土台としながら、ソフト・ハードの両面から「国際アート・カルチャー都市」としての挑戦を続けてまいります。
本区としてはじめての 池袋本町地区小中連携校の工事がすでに着工しています。これからの池袋本町地区の核となっていくことでしょう。
さらに、西池袋では、狭い敷地を最大限に効果的に生かした 池袋第三小学校もいよいよ工事がはじまります。
こうした学校改築は、施設改築の中でも 最優先に推進しています。
行政の基本は、教育と福祉の向上であります。少子・高齢社会への対応として、あらたに 1000人分の受け入れ枠を用意する 待機児童対策、そして、ショートスティを含めた 228人分の特養整備を順次 着実にすすめております。
区政は常に変容し、課題は尽きることがありません。だからこそ 伸長発展し続ける豊島区の より具体的で鮮明な将来の姿を 区民の皆さまにお示しし、全身全霊を傾け 勇気をもって進んでまいる所存であります。
「街が変わる 街を変える」、今日は、このことが目に見えてわかりやすいハード整備のお話が中心となりましたが、こればかりでなく さまざまな区民サービスの向上に努め 区民の皆さんの期待や信頼にしっかりと応えてまいります。
そして、未来の子どもたちが誇りと愛着を抱き 世界から注目を集める魅力的な都市「国際アート・カルチャー都市 としま」をともに築きあげてまいりましょう。80年を超える豊島区の歴史の中で かつて経験したことのない飛躍の年の幕開けです。
夢を描く力こそが 未来を切り拓く力みんなの夢をひとつに 「としま未来への扉」を開きましょう!
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