伝統の池袋・和服散歩の会 ユネスコ未来遺産の雑司が谷へ
日本文化の伝承と普及によって地元豊島区の活性化に寄与しようと活動を続けている「伝統の池袋 和服散歩の会」(平山知子会長)の皆さんが1月15日、昨年末に日本ユネスコ協会の未来遺産に登録された雑司が谷地区のPRもかねてさっそく和服姿での雑司が谷散歩を行った。
この日は生憎く朝から冷たい雨模様だったが、あでやかな着物姿で30人ほどが雑司が谷のシンボルともいえる鬼子母神に集合。案内役を引き受けてくれた渡邉隆男さん(南一丁目町会長・雑司が谷七福神会長)とともに、本堂で近江法明寺住職から心尽くしのお茶・菓子の接待を受けたあと、住職が雑司が谷の歴史とユネスコ登録までの活動の流れや鬼子母神のいわれ、それに仏教の様々な教えなどわかりやすく解説、説話。「ひとは着ているもので心も変わります。皆さんが着物姿で背筋を伸ばしてキリッとして物事に臨めばきっと素晴らしい社会になることでしょう」と活動に期待するとともに、「人は常に鬼にも仏にもなり得るものです、いまの自分はどのような心になっているのかを考えながら生きていくことが大切です」と説いた。「とてもためになった、住職の有り難い法話のおかげで、新年に相応しく日々新たな気持ちで送れそうです」と好評だった。
最後に本堂前で記念写真に納まって雑司が谷をあとにして、サンシャインでお昼をとって有意義に散会した。
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