ついに販売店“ゼロ”宣言 危険ドラッグ・暴力団追放区民大会
「危険ドラッグ・暴力団追放豊島区民決起大会」が2月2日午後2時から豊島公会堂で開催された。
決起大会冒頭に、高野之夫豊島区長は、「1月26日に、区内最後の危険ドラッグ販売店舗が廃業した。今、この時間、区内には公然と店を構える危険ドラッグの販売店はない。これは、まさに歴史的な瞬間と言えるのではないか。危険ドラッグ販売店を廃業に追い込み、目に見える脅威を排除したことで、豊島区から危険ドラッグ販売店が『ゼロ』になったことを、ここに宣言する。」と、区内に危険ドラッグ販売店舗がなくなったことを、声高らかに宣言した。会場には、約800名が詰めかけており、区長からの危険ドラッグ販売店舗ゼロ宣言がなされると、大きな拍手が沸き起こった。
豊島区では、昨年6月の池袋駅西口での危険ドラッグによる暴走車死傷事故発生以降、危険ドラッグ撲滅に向けた施策を強化しているが、今回の決起大会は、その取り組みの一環として開催されたもの。3月1日から施行予定の「豊島区危険ドラッグその他の危険薬物撲滅条例」の内容を広く周知するとともに、犯罪組織の温床とならない「安全・安心なまち」づくりのため、区民と警察、事業所の方々が一緒になって危険ドラッグ・暴力団追放の機運を高めることを目的としている。
また、池袋組織犯罪根絶協会による「危険ドラッグ・暴力団追放宣言」では、同協会の富澤弘治副会長により、危険ドラッグや暴力団を断固として排除していく旨が力強く宣言され、宣言文が区長へ手渡された。
その他、精神保健福祉士による講演、俳優内谷正文氏による一人芝居が行われ、参加者は、危険ドラッグ・暴力団追放に対する思いを高めていた。
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