2015年2月

第3064号 2015年2月04日号


乱歩が池袋に残したもの
 江戸川乱歩展開催中


 「江戸川乱歩展~乱歩が池袋に残したもの~」が2月26日までエチカ池袋ギャラリー(東京メトロ副都心線池袋駅構内)で開催されている。主催は公益財団法人としま未来文化財団。協力・立教大学江戸川乱歩記念大衆文化研究センター、立教大学立教学院史資料センター、豊島区立郷土資料館、八勝堂書店、平井憲太郎氏(江戸川乱歩令孫)。

 没後50年を記念し、江戸川乱歩と池袋との関わりを、作品や資料とともに紹介するもの。乱歩は、40数回の転居の後、昭和9年に池袋(現在の江戸川乱歩邸)に居住した。以後30年間、昭和40年に没するまで池袋に住み続け、『少年探偵団』『怪人二十面相』『幻影城』など数々の代表作を発表。今回の企画は、貴重な乱歩の資料を所蔵する立教大学江戸川乱歩記念大衆文化研究センターや、乱歩の令孫平井憲太郎氏などの協力により実現した。

 展示では、乱歩が池袋に居住してから、池袋という土地とどのように関わってきたのか、乱歩が池袋に残したものは何だったのかを作品や町会資料などを元に探り、当時の池袋の写真も交えながら、今まであまり見えていなかった「市井の人乱歩」の実像に迫る。貴重な乱歩の初刊本や全集、ステッキ、帽子、カメラなどの愛用品も紹介。また、乱歩と平井氏が一緒に写った貴重な写真も目にすることができる。

 担当者は、「今まで乱歩と地元池袋との関わりはなかなか取り上げられてこなかったが、今回、関係者の協力を得てそれを探ることができた。今回の展示が、新たな乱歩像を描く上での一助となれば。」と述べている。

 なお、立教大学江戸川乱歩記念大衆文化研究センターでは、旧江戸川乱歩邸を毎週水・金曜日に一般公開している。


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