2015年5月

第3078号 2015年5月27日号


池袋駅周辺の開発加速
 東京都が緊急整備地域申入れ


 池袋駅周辺地域の都市再生の推進に向けて東京都は5月22日、内閣府に対し、池袋駅周辺地域の「都市再生緊急整備地域」「特定都市再生緊急整備地域」及び「地域整備方針」の案申入れを行った。内閣府の決定は7、8月ごろになる見込みだが、池袋駅周辺の街づくり、都市機能の更新が一気に進むと期待される。かねてから指定に向けて働きかけていた豊島区では、世界に向けて東京の多様な魅力を発信できるよう、池袋らしさを前面に出し、積極的にまちづくりに取り組んでいくとしている。

 都市再生緊急整備地域とは都市再生の拠点として都市再開発事業などを通じて緊急かつ重点的に市街地の整備を推進すべき地域で、特定地域はそのうち特に都市の国際競争力の強化をはかるうえで有効な地域となっている。

 今回指定を申し入れた地域は池袋駅周辺の約143ヘクタール=図。整備目標として①都市計画道路の整備や駅施設及び周辺市街地の再編を契機に、回遊性、利便性の高い歩行者中心の街に都市構造を転換、②造幣局跡地を活用して、防災公園の整備とあわせた連鎖的な開発により、木造密集市街地の改善をはかり、地域全体の防災力を強化、③文化・芸術等の育成・創造・発信・交流等の機能の充実・強化をはかるとともに、魅力ある商業、業務機能等を集積し、国際アート・カルチャー都市を形成――をあげている。

 鈴木正美・東京商工会議所豊島支部会長は「指定されれば木密市街地、計画道路は一気に進むと大いに期待しています。また区が進める国際アートカルチャー都市の実現に向けても一歩前進、素晴らしいことです。商工会議所としても池袋駅周辺の開発に積極的にかかわって推進してゆきます」と、また池袋駅周辺の防災面からもこの指定のために長年活動を続けてきている星明良・池袋西地区開発委員会委員長は「指定により池袋駅東西の再々開発が劇的に進むことになる」=別項=が大いに期待している。


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