2015年6月

第3079号 2015年6月03日号


大人気です、新庁舎・豊島の森
 区内小学生が見学・学習に訪れる


 区立小学校の児童が相次いで豊島区新庁舎屋上にある「豊島の森」を見学・学習のために訪れている。19日に区立南池袋小学校、20日に区立富士見台小学校、26日に区立目白小学校の児童が訪れ、新庁舎屋上に元気な歓声があがっていた。

 新庁舎の屋上10階「豊島の森」は、かつて豊島区にあった自然を再現したビオトープや小川、森をつくり、草花や昆虫、水辺の生物を観察できるようにしている。4階、6階、8階の「グリーンテラス」を外階段でつなぎ、自然環境を体感できる見学・学習ルートを設けている。この新庁舎と「豊島の森」は、豊島区の植生や生態などを学べるようにするとともに、豊島区が目指す都市型環境教育の推進に大きな役割を担うことになる。

 19日は、区立南池袋小学校の3年生が社会科の学習で、新庁舎の見学や屋上から区全体の様子を調査、5年生は「豊島の森」を活用した環境学習、6年生は環境学習と新庁舎にある議場を見学した。

 20日に訪れた富士見台小学校5年生の児童は、まず初めにDVDで「豊島の森物語」を視聴し、豊島の台地の変化や池袋周辺の緑の成り立ち等を学び、新庁舎10階屋上庭園「豊島の森」を見学。植えられている植物や水槽にいる豊島区に昔生息していた水生生物を観察したり、屋上から見える豊島区の全体の緑の様子を見学したりした。その後、自分たちの学校のビオトープで育てた黒メダカ19匹を4階のグリーンテラスの池に放流した。富士見台小学校の子どもたちは、「豊島の森はとてもきれいで、びっくりした。」「メダカが気持ちよさそうに泳いでいた。また、メダカを見にきたい。」と感想を話すとともに、「豊島区の自然環境を守るために自分たちのできることを考えたい。」と話した。

 メダカの放流に立ち会った高野之夫区長からは、「みんなの声を聴いて作った森で、みんなのための庁舎です。いつでも来て、見学や環境の学習に活用してください。そして、自分が住んでいる地域に対する愛着や誇りをもってください。」と子どもたちに語りかけた。

 今後は、学校のプールから救出したヤゴを池に放すなど、屋上庭園「豊島の森」を活用した様々な環境教育を進める等、区立の小・中学校全校が新庁舎を訪れることになる。


»» BACK

«« Go to TOP


トップページ バックナンバー 豊島区の選挙 紙面で見る
区民の歴史
リンク集 豊島新聞について

豊島新聞綱領

本社事務所
〒170-0013
豊島区東池袋
1-21-11
オークビル5F

豊島新聞は
毎週水曜日
発行です

民の情報紙

株式会社
豊島新聞社

豊島新聞
TEL
3971-0423
FAX
3986-4244
情報・投稿
購読申込み
購読料
3ヶ月2,700円