セーフスクール認証へ 朋有小、富士見台小で現地調査
インターナショナル・セーフスクールの再認証と初の認証に向けた現地審査が11月18日、19日、区立朋有小学校(東池袋4-40-1)、富士見台小学校(南長崎1-10-5)で行われた。
「インターナショナル・セーフスクール」とは、WHO(世界保健機構)セーフコミュニティ協働センターによって、より安全な教育環境づくりに取り組む学校であると国際的に認証された学校で、活動が継続されているか、3年ごとに再認証の審査が行われる。
朋有小学校は、平成24年に日本で3校目、東京で初めて認証され、今年の再認証に向けて活動を継続してきた。また、富士見台小学校は、今年、新たな認証取得を目指して活動してきた。両校とも、「校内のけがの防止」として「けがの要因の理解(ひやりマップ)」「心の教育の推進(いじめの防止)」、「校外のけがの防止」として「自転車安全教室の実施」「地域の見守り活動」など、けがや事故を減らす取り組みを、学校・家庭・地域が一体となって展開している。
18日は、区立朋有小学校において、再認証のための現地審査が開かれ、WHOセーフコミュニティ協働センターから派遣された審査員が同校を訪問した。児童たちはインターナショナル・セーフスクール集会を開催。保健委員会からは、けがが起こった理由や対策を考えながら毎月発行している「セーフニュース」についての発表や、けがの多い場所を当てるクイズが行なわれた。各学年からの発表では、5年生の“自転車安全隊”が、自分の命を守るためにヘルメットを使用することの大切さを伝えた。さらに、PTAによる自転車のルールを学ぶクイズで会場は大盛り上がり。最後に「今まで以上に安全で安心な学校を目指し、セーフスクール活動を後輩に引き継いでいきます」というセーフスクール宣言で集会を締めくくった。
19日には、富士見台小学校の現地審査が実施され、新規認証取得に向けて、子どもたちによるプレゼン・質疑などが行われた。今回の現地審査を経て、正式な再認証・新規認証が決定し来年2月には認証式が開催される。
豊島区では、WHOによるインターナショナル・セーフスクールの認証取得の取組を通じ、学校、家庭、地域が一体となった安全指導の活動を展開しており、平成28年度には、さらに、仰高小学校(駒込5-1-19)、池袋本町小学校(池袋本町4-36-1)の認証取得を目指している。
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