雑司が谷鬼子母神堂、重文指定 朗報に区あげて大喜び 文化審議会が答申、25日正式決定
子育てや安産の神様として多くの信仰を集め、江戸時代の建設当時の姿をとどめる雑司が谷鬼子母神堂が国の重要文化財に指定されることになった。5月20日に文化審議会が文部科学大臣に答申、正式決定は25日になる。
雑司が谷は昨年、日本ユネスコ協会から未来文化遺産に認定されるなど街づくりの気運が盛り上がっていることもあり、今回の朗報に喜びもひとしお。また重文指定のお墨付きは、豊島区の掲げる国際アートカルチャー都市の文化の拠点として、豊島区の魅力をさらに内外に発信するための区民の財産ができたともいえる。
高野区長は「鬼子母神堂が高く評価された。区民のシンボルとなり、区民にとって大きな励みとなる」、管理する法明寺の近江住職は「大変喜んでいる。日頃から鬼子母神堂の維持管理にご協力いただいているみなさんに深く感謝し、喜びを分かち合いたい」と話している。
豊島区内の有形の重要文化財は、建造物では自由学園明日館(平成9年指定)に次いで鬼子母神堂は2件目となり、有形民俗文化財である「豊島長崎の富士塚」を含めれば3件目となる。
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