自公、安定して議席増 都知事選は有力候補出揃う
投票年齢の引き下げやデパートでの期日前投票、憲法発議の3分の2など話題はそれなりにあったが、混迷する都知事選の影に隠れた感のあった参議院選だった。自民党が改選議席を上回る56議席を獲得、公明党も14議席と伸ばし、万全の与党体制とした。有権者はアベノミクスの進展に期待を寄せた。東京選挙区の結果は事前の予想通りに終わった。民進の蓮舫、自民・中川、公明・竹谷、共産・山添、残りの2議席を自民・朝日と民進・小川、維新の田中康夫が争うという当初の図式そのままだった。当選は民進の蓮舫、自民・中川、公明・竹谷、共産・山添、自民・朝日と民進・小川の順で決まった。豊島区の投票も同じ結果だった。
豊島区の比例代表の票は自民・43750、民進・23105、共産・18400、公明・12780、おおさか維新・9351、生活の党・4159、社民・3735の順で、共産の伸びが目立った。高野区長が選挙の先頭に立った比例の自民・堀内恒夫の個人名の豊島区得票は1280票で、全国でも84597票、2期目の当選には届かなかった。
さて次は、14日告示、31日投開票の東京都知事選挙。小池百合子衆議の突然の立候補表明に自民党はかき回された。自民は分裂選挙確実だがここにきて元岩手県知事の増田寛也氏推薦で落ち着いた。石田氏、古賀氏の名前が消えて、民進中心で鳥越俊太郎氏が統一候補となった。小池氏は自民党都連と真っ向戦う覚悟を決めているように見える。当初小池氏寄りだった自民区議団への都連からの締め付けがはじまっている。日々どころか刻々変わる状況に区議団の対応が続いている。
都知事選でも西武、東武での期日前投票ができる。会場は参院選と同じで、24日から30日まで。なお参院選では、西武で6367人、東武で7216人が投票した。
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