パラアート交流展 日・中・韓3か国中心
「『2016 パラアート TOKYO』-日・中・韓三カ国を中心とした国際交流展-」が7月15日から19日まで豊島区役所本庁舎1階のとしまセンタースクエア(南池袋2-45-1)内で開催された。
パラアート展は、2009年に東京オリンピックの招致に向けて障害者アートの素晴らしさを広めるために始まった。障害者の心と才能の国際交流を意図し、障害者たちの優れた作品が障害を越え、国境を超えて一堂に集うことの素晴らしさに思いを込めて開催する。
障害者アートの活動グループは先進国には既に存在しているが、障害者アート分野を網羅する呼称はなく、またその国際拠点となる国もまだない。主催の日本チャリティ協会は「日本が他国の模倣ではなく独自の障害者アート(パラアート)分野の拠点となり、東京オリンピック・パラリンピック開催に併せて、この企画を実現し未来に向けて活動を継続していきたい。日本が世界で初めてオリンピック・パラリンピック文化プログラムとしてパラアートと名を冠したアート分野の国際交流美術展を世界に発信することで、この分野での国際交流の先導的立場に立つこととなる」としている。
今回は日本、中国、韓国の3か国を中心とした計20か国の作品135点を展示。絵画作品をはじめ、書道や造形作品も紹介。油絵を主に描いている画家の水上卓哉さんはこのパラアート展のために名古屋から来られ、作品「討論会」を展示。自身を髭で現し、魚のクエと討論しているところを表現している。
また、16日に区議会本会議場でシンポジウムを開催。豊島区長や、アート分野の専門家たちが一堂に会し、「障害者アートの未来」をテーマに話し合った。(写真は区民の作品を紹介する職員)
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