初の女性都知事誕生に歓声 小池氏圧勝「東京大改革」
都民、とくに豊島区民大注目の東京都知事選挙は有力3候補が熾烈な戦いを繰り広げ、7月31日投開票、やや優勢でスタート、後半から勢いを増した小池百合子氏が291万票を獲得、自民・公明推薦の増田寛也氏に100万票以上の差をつけて初当選、初の女性都知事に決まった。野党統一候補の鳥越俊太郎氏は134万票と伸びなかった。
豊島区の総投票者は135,791人(男65,257人、女70,534人)、投票率は59.77%(男57.15%、女62.42%)。前回45.91%、注目の高さがわかる。とくに女性の投票率が高くなっているのは、「厚化粧の大年増」発言のせいとも。
「東京を大改革し、未来の東京を、都民の手で、都民のために、取り戻す」と、自民党都連と決別、退路を断って早々と立候補宣言した小池氏。「小池氏の当選に豊島区の未来がかかっている」と当初から支持を表明、先頭に立って応援に力を入れた高野区長。豊島区自民党区議団は一丸とはならず処分覚悟で小池氏を支持・応援した河原弘明、星京子、細川正博、本橋弘隆、里中郁男の5名の区議。高野区長と、この5人は連日、テレビ報道され、「小池氏を支える地元応援団」として盛り上げた。「親族でも罰する」との都連の通達は都民を驚かせ、ネガティブキャンペーンが続いたが、小池氏がさらりとかわし、それさえも集票の材料にするなど、都民を納得させ、多くの女性票を集めた。
「こんなに一所懸命に選挙したことはない」「燃えた」と区内の小池支持者は熱が入っていた。
31日夜8時、投票締め切りとほぼ同時に、「小池氏当選確実」の報がはいると、歓声が上がった。池袋西口駅前の事務所に集まった大勢の支持者、中に入れず外にあふれた。高野区長はじめ区内の主要団体の長がそろっていた。たくさんのマスコミのインタビューが続く中、階下の会場にも多くの支持者が集まり、高野区長、支持した5人の区議、おなじみの若狭衆議ら次々あいさつ。小池氏本人は生放送のため顔を出すのが精いっぱいの様子。さっそくこれからの都知事の重責と注目の高さがうかがえた。
自民党都連からの小池氏への処分はないというが、都議会との対応、豊島区では小池支持の高野区長、5対9でわかれた自民党豊島区議団、10月の衆院補選、来年の都議選など目が離せない。豊島区では投票者のうち二人に一人が小池氏に投票した。豊島区の結果は次の通り。届け出順。
▽高橋しょうご=385票
▽谷山 ゆうじろう=115票
▽桜井誠=2,610.票
▼鳥越俊太郎=24,819票
▼増田ひろや =28,116票
▽マック赤坂 =1,087票
▽山口敏夫=270票
▽やまなかまさあき=56票
▽後藤輝樹=149票
▽岸本雅吉=192票
▼小池ゆりこ =71,194票
▽上杉隆=3,595票
▽七海ひろこ=530票
▽中川ちょうぞう =323票
▽せきくち 安弘=17票
▽立花孝志=527票
▽宮崎正弘=69票
▽今尾貞夫=86票
▽望月義彦=53票
▽武井直子=87票
▽ないとうひさお =88票
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