新庁舎で五輪フェア 日本のオリンピックの歴史紹介
リオデジャネイロオリンピック開幕に合わせ、秩父宮記念スポーツ博物館が所蔵する貴重な資料170点を中心に、日本のオリンピックの歴史を紹介・体験できる展示会、東京で初の「秩父宮記念スポーツ博物館巡回展in豊島区」が南池袋の豊島区役所新庁舎で26日開催されている。会場は1階「としまセンタースクエア」及び区役所4階、6階、8階。入場無料。
初日8日は、東京音楽大学の華やかな演奏とともに開幕セレモニーが行われ、親子連れなど多くの来場者が訪れた。1964年の東京オリンピックで聖火ランナーとして巣鴨駅前を走った菊地均さんは、自身の写真の前で、「聖火を見ようと多くの人々が朝早くから集まっていました。4年後の東京オリンピックの時に、孫が18歳くらいになるので走ってほしいなという夢を持っています」と当時を振り返った。
巡回展は、2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピックへの気運と、スポーツ全般への興味・関心を高めることを目的として企画された。主会場となる豊島区役所1階「としまセンタースクエア」では、展示とイベントプログラムが目白押しだ。展示では、1964年の東京オリンピック開催時に実際に使用された真っ赤なデレゲーションユニフォームや聖火トーチ、メダル、ポスター、着物などが登場。今回初公開となる1940年の幻の東京オリンピック開催を記念して製造されたアコーディオンや、1912年ストックホルム大会で実際に使用したスパイク、1936年ベルリン大会の「友情のメダル」といった貴重な品々も鑑賞できる。また会場には、表彰台レプリカや旧国立競技場解体時に切り出された実物のトラックコースが設置され、実際に立って写真撮影ができるコーナーも。金メダルの3Dレリーフ模型には直接触れることもできる
イベントプログラムでは、オリンピアン、パラリンピアン等による講演会を13日(土)、14日(日)、20日(土)、21日(日)の各10時から11時半まで開催。他にも、期間中は毎日13時半から15時まで、スポーツ・健康教室が開催され、観るだけでなく体験・体感できる「参加型」のイベントも実施される。
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