すがも中山道菊まつり
巣鴨の秋の風物詩「第24回すがも中山道菊まつり」が11月6日から江戸六地蔵尊・眞性寺、大正大学さざえ堂広場の各会場で開催され、各会場の丹精込めた色とりどりの1300の菊花が訪れた人たちの目を楽しませている。14日まで。
6日初日は青空さえわたる小春日和のなか、眞性寺会場でオープニングセレモニー。巣鴨地蔵通り商店街の木﨑理事長の開会あいさつのあと、主催者として実行委員長の鳥居眞性寺住職はじめ巣鴨信金、大正大学、来賓として高野区長、足立区商連会長、鈴木東商豊島支部会長、斉木観光協会長らがあいさつ。近隣町会、商店街などたくさんの人たちが見守るなか、テープカットが行われ華々しく開幕。菊花は庚申塚、区施設の中山道待夢にも飾り付けられ、連日、各会場にはたくさんの人たちが訪れて巣鴨の菊を楽しんでいる。
巣鴨は、江戸時代に園芸の里として江戸庶民に愛された街。その園芸の里から「菊まつり」が生まれ、たくさんの江戸市民が訪れ、浮世絵などで紹介されるほど賑わいがあったと言われている。「すがも中山道菊まつり」は、このような地域の文化と歴史を継承し、改めて「すがも」の素晴らしさや味わいのある風情を感じ、潤いある時間を過ごしてほしいとの思いから、平成5年に始まった。
菊まつりで毎年注目されるのが、眞性寺境内に飾られる菊形造り。今年のテーマは「麒麟」。今年も若手アーティストのつじむらゆうじさん、ささきさとみさんが製作を担当。また形作品の背景「あおぞら」は学童クラブ「子どもスキップ仰高」の子どもたちとささきさんが製作したもので、アート感たっぷりの作品に仕上がっている。
また今年もとげぬき地蔵尊・高岩寺に菊花が飾り付けられて来街者を喜ばせているが、今回は禁煙推進に熱心な住職と大正大学との折り合いがつかず、菊まつり実行委員会に入っていないのが残念である。
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