発災時、留学生と協力 目白警察署 語学支援ボランティア防災訓練
大規模災害発生時に自主的にボランティア活動のできる学生などの人材の育成をすすめている目白警察署は3月10日午前9時半から11時、留学生などで作っている語学支援ボランティアと関係機関による合同防災訓練を行った。
会場となった同署と語学支援ボランティアの育成に関する協定締結している東京ビジネス外語カレッジ(南池袋1)には、同署の目白パートナーシップ団体である語学支援ボランティア学生を主体に福祉施設・交通機関・集客施設等管理者・町会・学校関係者・豊島区・豊島消防署など防災関係者ら80人が参加。
訓練に先立ち、田中茂哉目白警察署長が「豊島区には人口の9%、約2万7千人の外国人の方がいますが、2020オリンピック・パラリンピックを控え多くの外国人の方の訪日が見込まれ、発災時の避難誘導などの体制作りが必要。そんな時に留学生の皆さんには通訳活動はもちろんですが、被災された外国人とともに地域の人たちのボランティアとしても大いに活動していただきたい。皆さんの持つ若い力の結束が大きな被害を防ぐものと思います。発災時は地域の方々と外国の方々が協力して対応できるようこの訓練を活かしていただきたい」とあいさつ。
訓練は防災講話・4カ国語による通訳広報要領実演などのあと、実際に語学ボランティアらによって南池袋公園までの避難誘導実践訓練となった。英語はもちろんフランス語、中国語、ベトナム語、ネパール語、韓国語など飛び交う国際色豊かなユニークな防災訓練となった。
»» BACK
|