豊島区と西武池袋本店 FFパートナーシップ締結
消滅可能性都市と名指しされたことをうけて、女性にやさしいまちづくりを進める豊島区は3月15日、株式会社そごう・西武の西武池袋本店との「FFパートナーシップ協定」締結、高野区長、森田岳史西武池袋本店長がそろって記者会見にのぞんだ。
今回の協定の背景には、昨年の「産、学、官」総勢67団体による「としまイクボス宣言」で、それぞれの組織が子育て世代・働く世代の働きやすい環境づくりについて、より推進することを宣言したことがある。今回の協定のメインターゲットは子育て・働く世代。
デパートという場の提供、技術・ノウハウの提供、市場トレンドやニーズ把握・分析、地域貢献活動の見える化、新たなニーズ発掘、市場テストなどの連携を通して、「わたしらしく、暮らせるまち」の実現をめざすことになる。とくに女性のニーズやトレンドの把握、PR展開はデパートのキモ、そのノウハウを生かした行政の事業展開が期待できる。
高野区長は「女性に優しいまちづくりとして、女性の多様なライフスタイルを応援することは豊島区発展につながる。今回の締結で、官民の枠組みを超えて、豊島区オリジナルのサービス、地域ブランド力の向上につなげていきたい」。
森田本店長は「豊島区とFFパートナーシップを結ぶ最初の企業になれたことに感謝いたします。創業以来、地域の皆様に支えられてきましたが、そのお返しができるようにしたい。一日20万人の来客がありたくさんの人と接しておりますので、そのノウハウを活用して区と連携を深めて、さらに地域に根差した百貨店を目指していきます」。
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