大塚南口駅前広場オープン 待望の新たな賑わい拠点 都電とバラ、音楽の街“大塚”
都電沿線のバラとライブハウスの多さから“バラとい音楽の街”として、内外に知られるようになった大塚。その核として期待される大塚駅南口駅前広場がついにオープン、5月28日、新装なった駅前広場でオープニングセレモニーが、開催中のおおつか音楽祭とあわせて華やかに開催された。
駅前広場はすでに出来上がった駅舎や南北自由通路とともに、大塚の長年の悲願ともいえる。広場の特長は人優先の広場であること。タクシー、バス乗り場を駅真ん前から移したことで、車が駅前に入ってこない、そして広場にはバラの植栽をメインにしたことで、駅を出てすぐにバラのお花見ができるようになっている。のんびりできるベンチもあり、駅前公園のようでもある。
広場に設けられたステージでセレモニーが行われ、高野区長のあいさつでは、大塚の街づくりに力を尽くしてきた故荻村和一郎氏、故吉田明三氏らの名前があがるなど、これまでの長い歴史に思いをいたし関係者の思いもひとしお。関係者のテープカット前には、サプライズで歌手の雪村いずみさんもお祝いに駆け付け歌ってくれた。
都市機能の更新という点では、池袋などに比べても大きく後れを取った形の大塚だが、このところ南北に再開発がすすんでおり、北口駅前の整備とともに今回の駅前広場のオープンでますます拍車がかかることになりそうである。
セレモニーで司会を務めた地元の城所氏は「豊島区のすすめる国際アートカルチャー都市構想にふさわしい地域文化の発信拠点として賑わいを作ってゆきたい」と。これから四季折々に様々なイベントが繰り広げられ、大塚の元気がこの広場から発信されることになるだろう。
なお、広場の愛称が6月末まで公募されている。
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