2017年6月

第3172号 2017年6月28日号


都議選 焦点は小池与党過半数
 豊島区5候補、熾烈な戦い


 公示前から激しい戦いを繰り広げていた豊島区の都議選は、定数3に、民進の元職、泉谷つよし(51)、都民ファーストの新人、本橋ひろたか(55)、自民の現職、堀こうどう(52)、共産の現職、米倉春奈(29)、公明の現職、長橋けい一(60)と予想された5氏が立候補して都政ばかりか国政をも巻き込んで各陣営予断を許さない選挙戦を展開している。

 焦点は都議会改革をうったえる小池都知事の与党が過半数を獲得できるかの一点とみる向きが多く、候補者個人よりも党で選択する選挙戦となっている。各陣営とも応援の国会議員が区内で華々しく演説を繰り広げている姿が目立つ。

 豊島区民には小池支持の区長とともに小池都知事を誕生させたという思いを強く持っている有権者が多く、一時衰え感のあった都民ファだが小池氏が代表に就いたことで再び勢いづいているところで、小池氏と連携した公明とともに善戦している。時折逆風とも思える自民だが、長年自民党一筋という固い層がある。公明と鎬を削る共産だが、ここは党勢拡大というよりも個人を応援しようという勢力がある。また野党統一(共産のぞく)をかかげている民進も地道な課題を訴えて戦っている。

 いずれにしろ選挙は最後の3日で決まるといわれるほど、有権者の4割はまだ投票先を決めていないという調査結果もある。都民ファの出現でこれまで豊島区が経験したことがない都議選になったことはまちがいない。7月2日の投票日には豊島区、東京都、この日本にとってより良い選択の一票を投じていただきたい。

 また政局ばかりが目立つようだが、有権者の関心は医療・介護、雇用・景気、子育て――が約7割という数字もあることを政治を志す候補者は忘れないでいただきたい。


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