2017年7月

第3175号 2017年7月19日号


親子でどうぞ!
 あうるホワイエにアート


 あうるすぽっと(豊島区立舞台芸術交流センター)のホワイエに、7月15日(土)から8月18日(金)までの期間、「おうち」をモチーフにしたテント型のアート作品が出現する。ホワイエは入場無料。

 「としまアート夏まつり2017」のメインプログラムである、「子どもに見せたい舞台vol.11おどる童話 『まほうのゆび』」の原作から着想を得た、体験型のアート展示だ。あうるすぽっとのホワイエに、大中小の「おうち」が並び、子どもたちが自由に中に入って遊ぶことができる。期間中は、いつでもプラ板遊びができ、花などを描いたプラ板のブローチを「おうち」に貼り付けていくことで、どんどん賑やかになっていく仕組みだ。他にもホワイエには鳥の巣をイメージしたオブジェが、1階エントランスにはさまざまな種類の鳥のイラストが展示される。

 「子どもに見せたい舞台」シリーズは、子どもたちに舞台の楽しさを知ってもらいたい、劇場を身近に感じてほしいとの思いから2007年に始まった0歳から入場できる演劇公演。小さな子ども連れでも気兼ねなく入場できる公演として毎年親子連れから好評を得ている。

 今回、ホワイエの展示を制作したのは、シンガポール出身のアーティスト・pang(パン)さんと、日本出身でシンガポール在住のアーティスト・山本梢(こずえ)さんの二人だ。pangさんは、「今回の展示は、子どもに来てもらって完成するものなので、楽しく中に入ってもらえれば」とコメント。山本さんは、「テント型の『おうち』は、家族や人との繋がりがあって安心できるところというイメージで作りました」と作品に込めたメッセージを語った。

 期間中はpangさんほか、アーティストが講師を務めるワークショップも開催。7月15日(土)にはプラ板で「おうち」を飾るワークショップが、8月3日(木)には、身近な材料で人形をつくるワークショップ(先着10名)が実施される。ワークショップはいずれも予約不要・参加費無料で10時から12時まで。また、あうるすぽっとでは、「あうるの街の夏まつり2017」として、家族向けの作品がぞくぞくと上演される。鄭義信(チョン・ウィシン)が初めて挑んだ無言劇「海のこどもたち」(7月22日・23日)や、NHK Eテレ「みいつけた!」の「オフロスキー」としても人気の小林顕作さんの読み聞かせ「絵本のじかんだよ!」(7月25日)、わかりやすい解説付きで本格的な日本舞踊を楽しめる「みんなの日本舞踊」(8月18日)など盛りだくさんだ。

 あうるすぽっとの担当者は、「子どもから大人まで一緒に遊び、楽しめます。劇場で夏休みの思い出を作っていただければ」と来場を呼び掛けている。

 <子どもに見せたい舞台vol.11おどる童話『まほうのゆび』>
日時:8月5日から16日まで(開催時間は日によって異なる)。
原作:ロアルド・ダール 振付・構成・演出:スズキ拓朗
料金:子ども(小学生以下)500円、中高生1,000円、大人2,000円
会場:あうるすぽっと(東池袋4-5-2ライズアリーナビル2F)


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