障がい者スポーツ推進 豊島区、立教大と協力連携協定
豊島区は、いよいよ3年後にせまった東京オリンピック・パラリンピックに向けて、障がい者スポーツの推進やスポーツボランティアの育成などに立教大学と連携して取り組んでいくと発表、7月26日に高野之夫区長と立教大学の吉岡知哉総長らが出席して「2020東京オリンピック・パラリンピック事業における連携協力に関する協定」の締結式と共同記者会見が豊島区役所で行われた。
自治体と大学が単独で東京オリンピック・パラリンピックに向けて連携協定を締結するのは東京都内初となる。
西池袋にある立教大学のプールは障害者水泳の強化拠点施設に指定されていて、ここで練習してパラリンピックでメダルを獲得した選手もでているほどで、立教大はこれまでも障がい者水泳に力を入れている。
今回の協定には豊島区がこうした実績のある立教大学の協力を得ながら障害者スポーツの普及に向けた支援活動に取り組む内容が盛り込まれている。
豊島区は今後、協定に沿って区・大学相互の資源を活用するとともに、日本障がい者水泳連盟など各水泳連盟とも連携して障がい者水泳支援を協働で区内全域に拡大していくとしている。
こんご具体的には区内のスポーツ施設のインストラクターを対象に講習会を開き、障がい者水泳の指導者の育成を進めるほか、すそ野を広げるため立教大の協力を得てスポーツボランティアの内容や心構えなどをまとめた「スポーツ応援団ガイドブック」の作成、観光部門の連携でインバウンド強化、語学ボランティアの育成などを行うとしている。
また10月15日には気運醸成イベントとして五輪メダリストの水泳の寺川綾選手やパラ五輪メダリスト水泳の山田拓朗選手迎えて講演会などの記念イベントを予定している。
会見で高野区長は「東京オリンピック・パラリンピックの成功には国民、区民あげての協力が不可欠であります。そんななか今回、立教大学と連携できて大変うれしく思っております。パラスポーツの普及・推進をすすめ、支援を広げていくことは、国際アートカルチャー都市。また誰もが主役を目指す豊島区だからこそ取り組むべきもの。障がい者スポーツの支援に力を入れ、障がい者の活躍の場を広げていきたい」と話した。
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