2017年9月

第3182号 2017年9月20日号


マイナンバーカード活用
 中央図書館で実証実験


 豊島区は9月11日、区立中央図書館(東池袋4-5-2)で、「マイキープラットフォーム」を活用し、マイナンバーカードを図書館利用カードとして利用する実証実験のデモンストレーションを、全国で初めて実施した。

 これは、総務省が進めるマイナンバーカード利活用の実証実験の一環。国がクラウド型の共同利用システムとして整備する「マイキープラットフォーム」(9月25日運用開始)を活用した図書館利用カードへの運用実証は、豊島区が全国初となる。利用者が「マイキープラットフォーム」にマイキーIDを登録し、豊島区立中央図書館に出向いて図書館利用カード番号との紐付を行うことで、マイナンバーカードを図書館利用カードと同様に使用することができる。一部の自治体では、マイナンバーカードを図書館利用カードしても使用する運用が開始されているが、マイキープラットフォームを活用した「図書館共同利用システム」では、今後、実証実験に参加する他自治体でも同様の手続きで図書館利用カードとすることができ、複数自治体分の図書館利用カードをマイナンバーカード一枚に集約できるため、利便性の向上が見込まれる。そのほか、マイナンバーカードの公的個人認証機能を活用し、図書館利用カードの年次更新を自動化、相互貸出協定を締結した図書館間との横断検索や相互貸出管理、「全国ふるさとデジタル図書館」の閲覧も可能となる予定。

 この日のデモンストレーションは、庁内のマイナンバー利活用検討会のメンバー(区管理職)が参加し、総務省の図書館共同利用システム構築事業者により実施した。概要説明の後、テストカードとデモシステムを使用し、マイナンバーカードを利用したマイキーIDの登録、図書の貸出処理、閲覧席利用受付機の受付処理、他自治体の図書館の横断検索などのデモンストレーションを行った。9月25日からは、一般の方も参加した実証実験を開始する。なお、25日から開始するのは、23区では豊島区のみ。

 さらに、11月より豊島区内の商店街で実証実験予定の自治体ポイント券発行のデモンストレーションもあわせて実施された。クレジットカード会社等のポイントを豊島区ポイントに変換したり、区主催イベントに参加することで貯めたポイントを、商店街で買い物ができる豊島区ポイント券として利用できるようにするもの。


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