「河童忌」記念作文コンクール 最優秀賞に池中の鈴木さん
豊島区内の小・中学生を対象に、芥川龍之介作品の読書感想文の内容を競う「第4回『河童忌』記念 小・中学生読書感想文コンクール」の贈賞式が9月23日、雑司が谷地域文化創造館(雑司が谷)で開かれ、中学生の部最優秀賞(豊島区教育長賞)に池袋中学校1年生の鈴木歩果さんが選ばれ、賞状と副賞の文具が贈られた。
同コンクールは、大正から昭和初期にかけて文壇で活躍し、慈眼寺(巣鴨)に眠っている芥川の業績を称えるとともに、子供たちの情操教育に貢献することを狙いに2014年から東京池袋ロータリークラブが主催している(後援=豊島区教育委員会ほか)。
9月8日に締め切られた応募作品は、審査委員会(審査委員長=小泉博明・文京学院大学教授)によって厳正に審査、その結果、『蜘蛛の糸』の感想を「欲まみれで自己中心的、それでこそ人間らしい」の表題をつけ400字詰め原稿用紙約4枚半にまとめた鈴木さんが最優秀賞を獲得。鈴木さんは受賞者を代表して、「名誉ある賞をいただき、とてもうれしい」などと喜びを語った。
受賞者は次の通り。
▽中学生の部最優秀賞=鈴木歩果(池袋中1年)▽同佳作=小林文栄(巣鴨中2年)、内山陽司(駒込中2年)▽小学生高学年の部佳作=近藤修真(立教小4年)▽中学生の部特別賞=小林正典(巣鴨中2年)、後藤耀(池袋中3年)、森万葉(巣鴨中2年)、吉澤知住(巣鴨中2年)
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