「総仕上げの年にしたい」 高野区長、議会招集あいさつ
平成30年第1回豊島区議会定例会が2月14日に開会した。会期は2月14日から3月26日までの41日間。
初日、招集あいさつに立った高野区長は、その冒頭で、「昨年は、まさに挑戦に次ぐ挑戦を重ねた、激動の年でありました」と振り返り、旧庁舎跡地に8つの劇場を整備する構想が現実となり、今、急ピッチで工事が進み、愛称も「ハレザ池袋」と決まり、新ホールの骨組みも完成。8月には、「東アジア文化都市」の国内候補都市に決定。この決定で豊島区が世界に向けて飛躍する大きなチャンス。「なんとしても、この東アジア文化都市を、全力をあげて成功に導く」という決意を披歴した。
また待機児童ゼロは豊島区の悲願であったとし、「本区は超高密都市であり、土地もない、家賃も高いという難しい状況の中、民間保育所の積極的誘致、訪問型保育の充実など、努力に努力を重ね」、昨年4月、1年前倒しで待機児童ゼロを達成。
そして「昨年末、これまでの努力がまさに実を結んだニュースが飛び込んでまいりました。民間調査で、本区が共働き子育てしやすい街ランキングで全国総合1位となったのであります」と。
また、その要因として、もちろん待機児童ゼロが大きな要因ですが、「全小学校で夜7時まで学童保育を実施し、共働き世帯の大きな支えとなっている」ことが大きく評価されたとした。
今年については、2019年の東アジア文化都市のオープニングと、新ホール・新区民センターのオープン、2020年のハレザ池袋グランドオープンなどを控え、「豊島区が未来へ大きく飛躍するため、着実に準備を進めるべき年、また、区長就任5期目の総仕上げの年にしたい」と述べた。
そして、「子どもと女性にやさしいまちづくり、国際アート・カルチャー都市推進を中心に据えた予算編成で、住みたいまち、訪れたいまちを実現してまいりたい」と決意を表した。
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