町会活動の活性化条例 招集挨拶より
わが国では、東日本大震災などの大災害が発生するたびに、地域のつながりや絆の重要性が再認識されてきました。そして近年、絆づくりの中心的存在である町会の活性化が重要視されるようになり、平成23年に横浜市で町会活性化に関する条例が制定されると各地で同様の動きが広がり、23区では平成28年に品川区が、29年に渋谷区が条例を制定しています。本区においては、平成28年度に町会連合会から条例制定に関する強い要望が出されたことを受けて、検討を本格化してまいりました。
町会は、リサイクル・清掃、防犯・防災、様々な交流行事などの公共的な活動を行い、暮らしやすいまちづくりのために重要な役割を果たしていますが、残念ながらその活動や意義は、住民の皆さんに十分に伝わっていません。そのため、加入率の低下、役員の担い手不足などの重い課題に苦慮している町会が数多くあります。
そこで本条例案では、町会を「区と協働して安全で安心な住みよいまちづくりを推進する団体と認め、地域の自治の極めて重要な担い手として位置づける」ことといたしました。本条例の制定を機に、住民の皆さんの町会活動に関する理解が深まり、町会を中心とした地域コミュニティが活性化されるよう区としても積極的な支援を行ってまいります。
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