900人で区内散策 健康ウォークラリー
地域の文化や変わりゆく豊島区の息吹に触れながら健康増進を図ろうという健康ウォークラリーが3月24日に開催され、子どもから高齢者まで、約900名の区民が参加した。今年度で2回目。
今回の健康ウォークラリーは、昨年度開催された第1回「健康ウォークラリー」の成果を踏まえ、区内各地区にある「これからの豊島区を予感させるポイント」や「歴史的・文化的な史跡、各地の商店街」等に触れる機会をつくると同時に、楽しんで散策しながら、健康維持ができることを目的とした、区内健康ウォークラリーとして企画されたもの。
一方、区では糖尿病等の生活習慣病の予防、特に糖尿病の重症化予防を健康政策の重点課題に位置づけており、予防効果の高いウォーキングイベントの開催にあたっては、豊島区医師会等の協力を受け、区の検診で糖尿病予備軍とされた約2600人余りの区民にイベントへの参加を呼びかけ、そのうち130名の参加申し込みがあった。
さらに今年は、17年にわたり整備を進めてきた区道(補助173号線、愛称「みたけ通り」)の完成・開通を記念し、多くの区民に周辺を通行してもらうことも目的のひとつ。
先日の寒の戻りがウソのように晴れ渡り、午前9時半に第一陣約100名が豊島区本庁舎をスタート。参加者らは、芝生で区民から高い人気を集める「南池袋公園」から池袋駅の西側に回り、今年度に新装オープンした「としま産業振興プラザIKE・Biz」、そして、本日開通式が行われた区道「みたけ通り」(補助173号線)を通って、池袋本町にある「区内初の小中連携校」へ、さらに、その姿をかなり現してきた2020年夏グランドオープンの「ハレザ池袋」を見ながら、本庁舎のゴールに戻るコースを巡った。
完走した親子は「子どもと一緒に、豊島区の知らないところや神社なども見られ、また、桜もきれいだったので楽しかった」とゴールで出迎えたキャラクターたちと記念撮影に納まっていた。また、事前に血糖値を図ってから参加し、完走後に医師の指導を受けた方は「普段は、週2~3回、5~7千歩を歩いているが、今日はすでに倍の1万4千歩。自宅に着くころには2万歩になると思う。少し疲れたけど、この健康ラリーは、区内の名所にも立ち寄れるので、次回も参加したい」と笑顔がこぼれていた。
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