高野区長 六選出馬
高野之夫豊島区長が次期区長選への六選出馬表明。高野区長は2月19日、今年4月に予定されている区長選挙への出馬を正式に表明した。豊島区議会本会議で山口菊子議員の一般質問に答えるという形で発表された。
山口議員は、次期区長選に向けた出処進退を明らかにしていない区長に対し、多選に対する厳しい批判はあるが、平和や人権を守る姿勢が高く評価されていること、さらに、明確な道筋が未だ見えない池袋西口開発について、未来を切り開く道筋を示してほしいとの期待を込め、「引き続き、区長としての職責を担っていただきたい」と、区長の所見を問うた。
これに対し、区長は、「長く務めていること、高齢であることを考えるならば、次世代を担う後継者にバトンタッチしていかなくてはいけないと感じながら、まさに熟慮に熟慮を重ねてきた」と偽らざる心情を述べるとともに、「今、豊島区は、100年に一度という大きな転換点を迎える中で、過去最大となる大型予算を編成した。この予算を着実に執行し、しっかりとこの豊島区の発展に道筋をつけるべく、強い決意を持って、引き続き区政を担ってまいりたい」と六選に向けた立候補への意思を明らかにした。
高野区長は、昭和12年生まれ、豊島区出身。豊島区議会議員(昭和58年~平成元年)、東京都議会議員(平成元年~平成11年)を経て、平成11年4月の統一地方選で、区長に立候補し初当選。今期が5期目。
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