2019年4月

第3252号 2019年4月17日号


豊島区長・区議選挙
 区長選は高野之夫氏と新人3氏
 区議は定数36に51候補


 統一地方選挙後半戦が4月14日に公示され、21日の投票に向けて選挙戦がスタートした。豊島区はこれから4年間の区政を託す区長・区議ダブル選挙、区長選に4人、定数36の区議選に51人(うち女性17人)が立候補して、必死の選挙戦を展開している。

 まずは区長選。六選を目指す現職に、新人3人が挑む戦い。現職の高野之夫氏(81)は、今回は政党からの推薦をうけず、就任時からの財政再建、消滅可能性都市からの文化による街づくりの実績と成果を訴え、「豊島区は大きく変わるチャンス。リーダーシップをとり、モデル自治体を目指していく」と支持を広げて、今後の区政運営のためにも圧勝を目指している。

 新人の山口実氏(70)は共産、自由の推薦をうけ、「区民による区民のための区政」を掲げて、現職の掲げる大型事業を批判し、医療・福祉の充実など訴えている。

 新人の湯浅茂晴氏(56)は4年前も出馬している。日野克彰総合行政研究所の副代表で、前回同様現職の箱もの行政を批判している。新人の鈴木和夫氏(67)は、区民本位の区政を掲げてコミュニティバス、防災対策、子供の育成など訴えている。

 区議選は定員36人に現職28人、元職2人、新人21人の51人が立候補している。党派別の自民12人、公明7人、共産6人、都民ファ7人、立憲3人、国民民主1人、維新1人、無所属9人、生活ネット1人、あたらしい党1人、地域課題を解決する会1人、NHKから国民を守る党1人、幸福実現党1人となっている。

 4年前の前回よりも4人少ない立候補だが、都民ファの誕生などで区政が混乱・流動していることもあり、今回はこれまでになく党派会派が複雑に入り組んだ選挙戦で当選回数を重ねた候補でも全く予断を許さない熾烈な選挙戦となっている。新しいネット、SNSを使用した活動は、まだまだその効果のほどは不透明で各陣営を悩ましている。「会派のつながりもないし、まったく予想できない」とこぼす候補者。「徒歩、自転車遊説に手応え」という候補者も。


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