2019年6月

第3258号 2019年6月12日号


熱中症から高齢者守る
 一人暮らし対象に個別訪問


 熱中症から高齢者を守れ!熱中症予防訪問~さらに一人暮らし高齢者を必要な支援につなげます~と、豊島区では5月下旬から、一人暮らしの高齢者を対象に熱中症予防を啓発する個別訪問を実施している。

 対象者は、介護保険サービス利用や施設入所などをしている方を除く75歳以上の一人暮らし高齢者。対象世帯に、民生委員または高齢者総合相談センター職員、見守り支援事業担当職員が訪問し、熱中症に係る注意喚起のリーフレットと熱中症対策グッズ(涼感タオル)を配付する。高齢者を熱中症から守ると共に、何らかの支援や見守りが必要な方を各種サービスや見守り活動などにつなげていくことも目的にしている。

 平成23年から毎年行っており、昨年度訪問したのは6,005世帯。高齢者は、暑さや喉の渇きへの感覚が鈍くなり、発汗等の機能も低下するため、熱中症にかかりやすい。訪問では、水分の取り方やエアコンや扇風機等の適切な使い方、室内や夜間での注意事項などを説明。加えて、日ごろの困りごとなどを聞きとり、孤独になりがちな一人暮らし高齢者が、区のサービスを利用するきっかけとなっている。昨年度は、区のサービスや区民ひろば等の施設の紹介を行ったり、介護保険や継続的な見守り活動につながった実績がある。

 区担当者は「近年、全国的に猛暑が続き、多くの方が熱中症で緊急搬送されている。夏はもちろん、暑さに慣れていないこの時期は特に熱中症に注意していただきたい。本事業にて、より多くの方に熱中症への注意喚起できればよい。また、訪問をきっかけに、区の様々な施策や地域の取り組みについて情報提供し、高齢者の孤立を予防し、住み慣れた地域で生活できるよう支援したい」と話している。(写真は配付されているリーフレットと涼感タオル)


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