2019年6月

第3260号 2019年6月26日号


わくわくホームスタート
 子育て家庭を応援


 近隣の先輩パパ、ママが乳幼児や妊娠している方のいる家庭を訪問して、じっくりお話を聞いたり、一緒に家事や育児をしたりする家庭訪問型子育て支援ボランティア活動「ホームスタート」。

 豊島区内で3年前から活動を行っている「わくわくホームスタート」による活動報告会が先ごろ開催され、活動現場の声が発表された。わくわくホームスタートでは、週一で妊娠や未就学児のいる家庭を訪問して話し相手やアドバイスなど行い、育児不安などで悩む利用者に寄り添っている。1クール4回。

 わくわくでは随時、利用者の募集と、ホームビジターと呼ばれる訪問会員の募集を行っている。ビジター養成講座は豊島区の後援を受けて、子育て支援課からも講師に来てもらっているという。またホームスタートだけで解決できない問題は、豊島区や社会福祉協議会などと連携して取り組む体制もできている。

 報告会の様子が、事務局スタッフ(オーガライザー)の荒砥悦子さんから届いたので紹介します。

◇  ◇  ◇
 今日は報告会に多くの方が参加してくださって大変ありがたく、感謝しております。

 新宿からお話に来てくださったホームビジターの小田様、子ども支援を始めるきっかけがご自分の病気であったことなど、興味深く伺いました。

 そして「自分が豊かでないと人の支援もできない」という言葉・・・深く心に刻みます。

 また男性ビジターが母親の訪問に行けないのはジェンダーバイアスである、との問題提起も見逃せないことです。確かに、世間の目を気にしているところがあると思います。今後、一石を投じるご意見を承りました。

 利用者さんとビジターさんのトークも、利用者さんが冷静にご自分の過去を分析されていて、親としての自信を感じました。

 ビジターさんがご自身の子育て真っ最中で、利用者さんと一緒に子育てしている感じが伝わってきました。

 この「一緒に子育て」し「一緒に悩む」ことで、利用者さんが自分の方向を見定める効果があるのではないかと思います。

 これまで、転居、再就職、お子さんの学校選びなど、日常の生活以外にも人生の節目で悩む利用者さんたちに出会いました。一人で悩むのではなく、誰かと一緒に悩み考えることで、本当に自分の望むことがわかってきて、背中を押される感じになるのではと思います。 ビジターさんたちも「自分の子育てを振り返り、やり直すような気持ちだった」と話しています。他人である利用者さんのことを自分のことのように親身になって話を聞き、一緒に考えてくれる人たちなのです。

 それにしても皆さん、「もっと知ってほしい」とおっしゃってくださいました。裏を返せばあまりに知られていないのです。今後、SNSや口コミでどんどんお伝えして行きます。説明も致します。チラシもいろんなところに置いてもらいます。

 どうぞ、ホームスタートの良さに触れてください。


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