2019年8月

第3267号 2019年8月28日号


元気いっぱい、15万観衆魅了
 東京大塚阿波おどり大盛況で幕


 やっとさー、やっとやっとーー。心配された雨も、猛暑もおさまった8月24日、今年も大塚阿波踊りは南大塚大通りをメイン会場に元気いっぱい、鐘や太鼓が鳴り響き千人を超す踊り手らのエネルギッシュな演技で大盛り上がり、15万観衆を魅了して大塚の元気を発信した。今年47回目。主催は地元商店会等でつくる東京大塚阿波おどり実行委員会(委員長=林洋サンモール大塚商店街理事長)。

 「東京大塚阿波おどり」は都内でも歴史あるお祭りのひとつ。今年は19連が参加、踊り手は1千人以上。大勢の大塚阿波踊りファンが早くから通り左右で場所取り、会場周辺は踊り手と見物客で歩くのもままならないほどの大盛況となった。

 午後4時、南大塚大通りでオープニングセレモニー。十文字学園ブラスバンドを先頭に関係者らが南大塚通りをパレード。林大塚阿波踊り実行委員長「今日は、この大塚ならではの阿波踊りを、そしてこの大塚の街を存分に楽しんでください」の挨拶。高野区長、区議会副議長はじめ区内の足立区商連、鈴木東商、近江観光協会、田中町会連合、南山法人会など区内主要団体の代表者、太田・鈴木衆議、長橋・本橋都議らがぞろいしてテープカット。踊りは午後5時にスタート。

 第1回目から連続出場の「サンモール大塚駅前連」、「三和連」、「大塚商興連」、「盛和連」の地元連はじめそれぞれに個性ある19連が、鳴り物と「ヤットサー、ヤットヤット!」の威勢の良い掛け声とともに踊りを披露、さらに大塚南口駅前広場「トランパル大塚」の組踊り・輪踊りも大人気で大勢の人が集まり都電を背景に阿波踊りを楽しんだ。フィナーレは元気いっぱいの総踊りで、8時過ぎまで大塚の街は熱く燃えた。

 昭和46年に始まった大塚阿波おどり。天祖神社の縁日や、料亭の遊客で終日賑わいを見せていた戦前の頃の姿を取り戻そうと、地元の商店街が実行委員会の中心となった。有料桟敷席を設けず、商業ベースに乗らない手づくり感を大事にし、地元に根付いた伝統文化行事となっている。


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