高齢者向け防災講座 役立つ"アルミ缶コンロ"
いつ起こるかわからない災害。いざという時「よりよく生きるため」に必要な防災を学ぼうと、高齢者向けにアルミ缶コンロ作成講座が8月2日金曜日、区民ひろば清和第一で開催された。主催は豊島区民社会福祉協議会。
講師はまちづくり活動を10年ほどともに行ってきた防災ネットワークプラン代表の井上浩一氏とNPO法人ささえ手代表の田中美和子氏。
この日は、アルミ缶コンロで作ったスープと区から提供してもらったアルファ化米を試食。「食用油はガソリンと違って気化しないので、こうして倒すと火が消えるんです。」と井上氏の油なのに火が移らない実証実験に参加者は驚きを隠せない。
コンロ作成では、アルミ缶をハサミで切る感触を楽しんだり、ティッシュペーパーで芯を作る難しさを乗り越えて喜び合ったり、とても楽しい防災講座となった。
被災地をまわっている井上氏から、スライドを見ながら体験談を聞かせてもらい、いかに日ごろの備えが大事か、それをまちぐるみで行っていくことが重要かということを学んだ。
時間の関係で、コンロ完成までは至らなかったので、続きを家族や近隣の人と楽しみながら作成してもらうようにと田中氏。「3日経ったら忘れちゃいませんか?その前に、近所の人たちと続きを作ってくださいね。それがコミュニティを作ることにもつながります」ささえ手の地道な「安心して暮らせる地域づくり」は今日も続いている。
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